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とある占い師はかく語りき(スマートフォンでも閲覧可能です。)
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ここで、良い占い師の見分け方を占い師の立場から書いていきます。
まず、占いの相談料以外のお金を取る占い師、ものを売りつける占い師はやめた方が良いです。具体的にはパワーストーンとか売る占い師です。
勘違いされている方が多いのですが、占いとは、霊感とか特殊能力よりも理論整然と人を論理的に説得できる能力が必要です。
占いは理論的に構築されておりますが、その因果関係を証明できないものです。たとえば、半ば破綻している恋人関係について、タロットの死に神のカードが出たとして、死に神のカードは死から生に転じるための死という理論をつかって、いまある関係が終わり、新しい関係が始まるということはできますが、本当に「タロットによって」恋人関係が破綻して新しい関係が始まるといえるのかというと、それは言うことができませんし証明できません。
占い自体は、恋人関係自体になんら作用を及ぼしていないため、因果関係がないのです。もし、占いが作用を及ぼすのならば、その占いの結果を聞いた相談者が、占い師のところに来なければとることがなかった別の行動をとったとき、その結果が常に一定であればそれを証明できます。科学では「再現性」といいますが、それがないのです。
このように占いは科学ではありません。
ここまで占いは理論と言い続けましたが、それでも心理面での影響、特に相談に来る方の心理面の影響が占い結果に大きな影響を与えます。心を静めることができれば占いは成功と言っても過言ではありません。
感情的になっている相談者をいかにして落ち着かせるかが占いの成否を決めます。感情的になっている方は、こちらがどんなに良い話をしても、なかなか聞き入れてもらえません。聞き入れてもらえなければ、相談者に説得することもできず占いを終わりにすることができません。
同じ占いの結果ならば、短時間で結果を出すことも占い師に求められています。無料の占いならばそこまで相談者の不満は出ませんが、有料で時間ごとに料金が変わる占いであれば、時間の浪費はサービス業として失格でしょう。短時間ですぐれた結果を出すことも私が占い師のスキルとして必要と感じているスキルです。
アストルティアの闇31に続く