タロット展では、タロットの画像がどうしても必要なので、冒険日誌の方では十分楽しめないものとなります。一応冒険日誌も更新しますが、可能なかぎり「とある占い師はかく語りき」の方で閲覧することをオススメします。
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女帝のカードは、ギリシャ神話のデメテルがモデルといわれています。デメテルといえば豊穣の神様で、作物の豊作のため祭られている神であり、出産の神でもあります。ギリシャ神話では、彼女が地上からいなくなった時は、作物が実らない季節、すなわち「冬」とされていました。冬という季節は、彼女が自分の娘であるペルセポネーに会うため冥界に行くために訪れる季節とされています。
絵柄でもわかるとおり女帝のカードはたくさんの草木が生えています。三相女神のうち満月を示すこのカードは「母親」、「育成主」を示します。女教皇との比較が一番理解しやすいです。女教皇は女性の持つ神秘性、感覚を示したカードですが、女帝はそれよりもダイレクトな女性性を示します。具体的には、世の中でいう女性という認識、女性の出産という生産性、最後には性的魅力をも指すともいわれています。
ギリシャ神話のデメテルがモデルですので、豊作、実りあるというよいカードです。精神的な面よりも物質的な面が強調されます。まさに物事が生産されるようなイメージです。また、母親という面も強く、母性的な意味も兼ね備えています。包容力、家庭的、愛情など女性の神秘性を示す女教皇にはなかった成熟した女性面が現れます。
作物を豊作にするということから、生産性といっても一発勝負で一気に増やすというのではなく、種を植えて、着実に実を実らせるような堅実に生産していくことを示しています。もし、博打をしようとしていたら、大穴狙いはさけるべきです。着実に増やす手段をとるべきでしょう。その結果、博打をしないという選択肢をとるべきだというカードにすらなり得ます。
キーカードで出ると、大人の女性があなたを助けてくれることを示します。それは、母親を指すことが多いです。女教皇は、真っ正面を向いて顔色一つ変えず無表情ですが、女帝は体が横を向いており、表情には笑みすら見えます。非常におおらかで何事も受け入れてくれそうなカードです。
悪い面としては、過剰生産、過保護という面があります。何事もほどほどが良いのです。