こちらは、同じ内容に先攻して毎日アップデートしています。どうぞ。
「とある占い師はかく語りき」
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ところであなたは、ゆうべはお楽しみでしたか?
ゴロー「なんか……すごく……なんかすごくフワッとしたイベントだな……!」
もし、パウダーのプレイヤーイベントの内容を読んで、あなたがゴローさんと同じ感想を持ったのなら、金田一蓮十郎の世界に引き込まれたというわけです。それも一つの楽しみ方です。
残念ながら私はそう思いませんでした。もし、人が集まりすぎたらどうするんだろう、と真っ先に考えました。
人が一人も集まらなくて悲しい思いをするのは主催者一人ですみますが、人が集まりすぎて悲しい思いをするのは、自分以外の他人で、それを他人に味合わせることが、私にとってなにより苦痛です。
タロットでいえばワンドの10の状態です。
ワンドの10は、よかれと思ってたくさん持って行ったワンドが重荷となって、帰り道が辛くなってしまったことを表します。まさにこのイベントを象徴していると言えるでしょう。
よかれと思って人を集めるために、商品をつけて大々的に宣伝してイベントしました。
結果、集まる人が多すぎて主催者(?)が背負い切れず、重荷となってそれが帰り道ずっと続きます。
よかれと思ってやったことが、なぜこんなことになってしまったのか。
その思いを踏みしめながらです。
ゴローさんは、ドレアイベントをふわっとしたイベントっておっしゃってますが、それならドレアイベントやっている人に失礼ですよね。
ドレアイベントがどれだけ多くのイベンターがやっているのか、あなたは数えたことありますか。
交流酒場にあるプレイヤーイベント告知を眺めていただければ、すぐ理解していただけると思いますが、ほぼ毎日行われています。コスプレ喫茶も含めたら、ほとんどのイベントはドレアイベントわけです。
それだけ需要があるのです。ドレアイベントはふわっとしたイベントではありません。ドレアという言葉を使うだけで人をそれなりに集めることができる、それだけ魅力のあるイベントなのです。
さて、一介のプレイヤーがイベントをしてもそこそこ人を集めることができるドレアイベントを、運営が一斉に開催を告知して行ったらどれだけ多くの人が集まるのか。
私はプレイヤーイベントをやっていますが、どれだけたくさんの人に自分のプレイヤーイベントを見ていただけるのか、いいねをいただけるのか、そういう人をいかに集めるかに腐心しています。
その心配がないという状態ならば、よほど酷いイベントで無い限り人が集まることは容易に想像できます。
過去にも、プーちゃんやクーちゃんとすれ違うだけのイベントでも、相当の人を集めたはずです。
それに服のプレゼントを加えたのだから、どう考えても人が殺到し、サーバーが落ちることはイベンターならだれでも容易に想像できます。
イベンターにとって、サーバーが落ちるのは最悪の展開です。多くの人をイベントに参加できない苦痛を与え、多くの人に迷惑をかけます。
パウダーの中の人は、何を考えてこのイベントが無事回せると考えたんですかね。
え、中の人はいないんですか、そうですよね。
でも、誰の発案なのか知りたいですね。私は。
イベントはアイデア勝負だと思っている。人をたくさん集めれば成功だと思っている人がいたら、それは間違いですね。
集まる人は一人でもいいんです。その一人を満足させれば成功です。
私はいつもそう考えています。
そして、たくさんの人を集めても、多くの人を不快にさせたら、たくさんの人を集めても失敗です。
意外と何も考えていないように見えるイベンターほど、人を集めることのリスクを深く考えています。
私は、そういうことを考えているイベンターが好きですね。
さて、このフワッとしたイベントはどう開催すれば良かったのでしょうか。
まず、服を景品としてつけるべきではなかったですね。景品をつけるということは、悪く言えばただ単に参加するプレイヤーをあおっているだけですよね。
後出しで、しかも開催途中で、別途入手できるようにアナウンスしたのも良くないですね。
がんばって何時間もトライして、服を入手した人の心に傷をつけましたね。
私は、いつも思っているのが、一度やると決めたことを途中でやめてしまうことはやめた方が良いということです。それなら最初からやらなければいいではありませんか。
どんな決断であれ、決めた以上最後まで突き進むということが重要です。
決めるまでは自由です。どっちにするかもあなた自身で決められます。
でも、一回決めたら結果がどうであれ最後までやり遂げましょう。
それが自由というものですから。