目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ミラージュの冒険日誌

2013-09-09 23:55:57.0 2013-09-11 01:01:11.0テーマ:その他

なりきり冒険日誌~ガズバランの牙(2) ※配信クエネタバレ有

 夜霧の中、かがり火を絶やさぬガートラントの王宮が幽玄な存在感をもって浮かび上がる。夜を知らず賑わう大国の中心地は、やはり眠りを知らない。  王宮の背後、二本角のような岩山は、見上げる旅人に重厚かつ威圧的な印象を与える。さしずめ今のグロスナー王の心境を表している、といったところか。
 "牙"の一件より数日後のとある夜。城下町に待機していた私に、王宮からの使者が訪れた。火急の報せゆえ、疾く登城されたし。私としては、むしろ待ちくたびれていたくらいだ。

 良い知らせと悪い知らせがある。グロスナー王は威厳ある声でそう言ったが、その表情から推察するに、悪い知らせの方が幾分重要らしい。
 良い方の知らせは、私が魔法戦士として事件の調査に加わることが正式に認められたことだった。想像の通りである。
 ただし、私以外の魔法戦士は派遣せず、また、女王陛下の認可の元、あくまでグロスナー王に従って行動することが援助の既定として明記されている。これは、主導するのはガートラントであり、ヴェリナードは援軍にすぎないという両者の関係を明確にしたものである。
 国家間のやり取りには戦力、作戦と言った"実"の部分以外に、各組織の面子やプライドが大いに絡んでくるものだ。特に、グレンほどでないにしても武勇を誇るオーグリードの気性では、他国から来た魔法戦士に大きな顔をされてはたまらないだろう。
 私も寄騎の立場をわきまえ、パラディン部隊や兵士たちに礼をもって接しなければならない。魔法戦士は、一人一人が外交官でもあるのだ。

 さて、悪い知らせの方だが、こちらは想像通りとはいかなかった。
 ガズバランの牙の拠点を突き止め、精兵を送り込んだ参謀マグナス殿だったが、兵がことごとく返り討ちにあったという。
 無論、精強を誇るガートラント兵が革命軍気取りの反逆者に倒されるはずもない。彼らを襲ったのは大量の魔物だった。敵は偽情報を流し、まんまと兵をおびき出したのである。かなりの諜報網と組織力である。
 そして……。
 一瞬、私の脳に血がたぎり、次の瞬間には冷や汗と共に恐ろしい想像が浮かび上がってきた。
 軍事のため、魔物を利用する組織……。そこに魔物商人の影を疑ったのは、魔法戦士として当然のことである。
 無論、断言はできない。情報も不足している。だが事と次第によっては、これはガートラントだけの問題ではなくなるだろう。

 私がそれらの考えを頭の中で巡らせる間、グロスナー王の話は続いていた。
 魔物により手傷を負った兵士たちの大半は帰還に成功したが、二名ほど取り残されたものがいるという。これを救出するのが私への依頼だった。
 大量の魔物の元に取り残された兵士……。考えたくはないが、生存は絶望的だろう。いざとなれば、遺体だけでも確認せねばなるまい。
 そして魔物たちとの戦いも当然、予想される。
 運が良ければ、それを裏で操る存在にも迫ることができるかもしれない。
 私は任を受けると酒場で協力者を雇い、一路、グレンへと飛んだ。

 グレン領西。荒涼とした大地の果て、グレゴール洞窟が今回の目的地だ。そこが牙"の拠点……という偽情報を、奴らは流していたというわけだ。
 連中のスローガンといい、グレンの支配地であることといい、一度は戦争かとまで言われたオーガ同士の抗争を彷彿とさせる、実に嫌らしい手口だ。ガートラントの武装兵が周辺を行き来するだけで、グレン側は緊張を高めざるを得ない。奴らめ、ガートラント一国ならず、グレンまで巻き込もうという思惑でもあるのか……
 やがて件の洞窟へとたどり着く。激戦を予想し、武具を握りしめる我々の前に広がっていたのは、鎧姿のオーガ二人だけが無防備に転がっているという、意外な光景だった。
 魔物は影すら見えない。そして彼らはまだ生きているようだ。
 何故とどめをささずにいたのか。我々をおびき出すための罠でもなさそうだが……
 やがて兵士たちは私の姿に気づくと、神経毒と麻痺毒により身動きが取れないことを訴える。
 心配無用。無論のことながら僧侶は同伴している。私はリルリラに命じ、キアリーとキアリクの呪文を……

「毒消し草と満月草を頼む……」

 いや、呪文で事足りる。さあ体を楽にしてくれ。

「ダメだ。毒消し草と満月草以外は認めん」

 そんなことを言っている場合では……

「持ってないなら出直してきてくれ!」

 ………  彼ら、助かる気はあるのだろうか。
 リルリラも所在なさげにたたずんでいる。

 仕方なく我々はグレンまで戻り、満月草をもって出直した。
 グロスナー王は二人の帰還を喜ぶとともに"牙"への怒りをあらわにするのだが……

 まず身内のしつけをどうにかしていただけないだろうか?
 ガートラント兵の教育ぶりを疑うことになる一幕であった。
いいね! 24 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる