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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ミラージュの冒険日誌

2013-09-23 19:55:33.0 テーマ:その他

なりきり冒険日誌~裁縫ギルドにて

 シンとした冷たい感触が指に触れる。細く透き通った雨露の糸の、濡れたような肌触りが心地よい。
 絹は緑の苔を清めの水に解かして薄め、染料としたもので鮮やかな緑に染まっている。見る者の心を癒す清らかな色合いだ。
 だが額には汗。
 滅多に使わないプラチナ針に糸を通し、シルクに糸を紡いでいく。何度も型を確かめながら、しっかりと法衣の形に作り上げていく。
 ここはジュレットの裁縫ギルド。そこかしこから布を広げ、糸をつむぐ音が聞こえてくる。中央でそれを見守っているのがギルドの長であるマスター・ユービアだ。
 彼と出会ったのは、私がまだ駆け出しだったころだが、そのころから彼は若くしてギルドマスターであり、今なお、その地位は揺らぐ気配すら見えない。感情をあらわにすることがほとんどない穏やかな性格で、裁縫師からの信頼も厚い。
 ギルドの依頼をこなすだけで一般市場に製品を提供していない私などは、さしずめ不肖の弟子といったところだろうが、そんな私にも嫌な顔一つ見せずに接してくれる。少々気おくれしてしまうくらいだ。
 そんな私だが、ようやくギルドからの二度目の試験を受けることになった。それが神官の法衣の作成。
 その工程の半ばまでを追え、一息ついたところでマスターから声がかかった。 「やあ、がんばってるね。ところで、α君から君宛の伝言を預かっているんだよ」


 意外な言葉だった。
 α氏は私と同じ裁縫職人で、陸亀旅団のZ氏と同じく日誌のやり取りを通じて知り合った女流冒険者である。
 戦闘における実力はもちろんのこと、その日々を記す筆の冴えは魔術の冴えに勝るとも劣らない。日常の一つ一つをつぶさに拾い上げ、丁寧に紡ぎあげる様は裁縫職人が糸をつむぐ姿にも似ている。
 氏からのありがたい申し出により、私とα氏は、Z氏風に言えば「盟友の契り」を結んでいたのだが、その後、共闘の機会に恵まれず、日誌でのやり取りのみが続いていた。
 どこかで冒険に同行できれば、と思っていたのだが……

「詳しい話は仕事が終わってからの方がいいだろうね」

 おっと……忘れるところだった。裁縫の最中にこんな話を持ち出すとは、これも集中力を試す試験だろうか。
 幸いにして、プラチナ針のおかげか、あるいは運が良かっただけか。一発で及第点の法衣を仕上げることができた。マスターからは、さらに追加の依頼があったのだが……まずはα氏の伝言を聞くことにする。

 α氏からの伝言は、やはり共闘の誘いだった。
 敵は幻影として蘇ったあの暴君バサグランデ。酒場の仲間たちの手を借りて一度は倒した相手だが、今回はまた勝手が違う。
 前回は一度暴君を退散させればそれでよいという、一回限りの闘いだった。が、その後の調査隊の調べによると、暴君の幻影は倒しても、その身をオーブの形に封じない限りは瞬時に蘇るという。よって今回は連戦が前提となる。
 パーティを組んでの闘いという点も含めて不慣れな舞台だが、しかしようやく訪れた共闘の機会。怖気づいてはいられない。私は承諾の返事と共に待ち合わせの場所へと急いだ。
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