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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ミラージュの冒険日誌

2013-10-19 21:55:43.0 テーマ:その他

なりきり冒険日誌~魔列車を求めて

 苔生した線路が景色の彼方へと続いている。うっそうと茂る森の中で異彩を放つ人工物だ。線路の両端は脈絡もなく途切れており、さながら虚空から虚空への連結路、といった趣だ。
 ここはエルトナ大陸、王都カミハルムイから北へ数刻、夢幻の森。廃線となり放置された鉄道線路跡は、アストルティアでも珍しく「線路の上を歩ける」スポットとしてその手のマニアからは好評のようである。
 かつて、この森の奥にある古城はエルトナの王都として栄えていた。この線路もその名残だろう。カミハルムイへの遷都に伴い、廃棄処分になったわけだ。
 その廃線路を走る「深き森の幽霊列車」。今回は、この七不思議を追ってみることにする。

 私と同じく、ここに目星をつけた旅人は多いようで、私が到着したころには数組の冒険者たちが線路の脇に待機していた。
 暇を持て余したのか、とりあえず近くの魔物と戦って時間をつぶす者、思い思いのポーズをとる者。そしてひたすら眠って時を待つ者と様々だ。
 私も線路わきに腰を下ろし、しばし待つ。

 幽霊列車の話を聞いた時から、私は一つの伝承を思い出していた。
 ある武闘家が深い森の中を歩いていると、使われなくなったはずの駅に鉄道が止まっているのを発見する。それは死者を幽界へと送るファントムトレイン、魔列車だった。
 そうとも知らず、列車に乗り込んだ武闘家は、そこで不思議な歓待を受ける。
 不可思議な味わいの食事、妙に寝心地の良いベッド。そして薄絹越しに表情を見せない、影のような車掌たち。
 やがて異変に気づき列車から飛び降りた武闘家を、轢き殺さんばかりの速度で魔列車が追う。絶体絶命、危機一髪!
 必殺の投げ技で列車を投げ飛ばし、武闘家は危うく危機を逃れたという。

 ……オチが強烈すぎて、笑わせたいのか怖がらせたいのかイマイチよくわからない伝承だった。
 私はそのような体術の心得は無いので、聖水を多めに持ってきていた。  やがて木陰が宵闇に消え、空は淡く深い青に染まる。
 草木も眠る丑三つ時。
 時折訪れる旅人たちの靴の音と、キラーマシンの足音だけが森に響く。
 うつらうつらと舟を漕いでいた私がふと顔を上げた時、それは唐突にそこにいた。  ………。
 誰だお前は。

 見れば、周囲にはミイラや悪魔、幽霊たちが好き勝手なポーズを決めて練り歩いている。
 ここの七不思議は幽霊鉄道ではなく悪魔の集会だったか……? と、思わず自分の記憶を疑ってしまったが、これは冒険者たちの仮装行列だ。
 どうやら暇を持て余しすぎて、最近流行りのコスチュームに着替え始めたらしい。
 知らずに見れば、かなり不気味な光景だ。七不思議が八不思議に増えないことを祈る。

 結局、この日の張り込みは空振りに終わった。線路の下に稀に黄金のかけらが落ちているという発見が収穫と言えないでもない。
 同じく七不思議を追っていたZ団長からも連絡が入ったが、そちらも発見できず、とのことだ。
 ……ま、見つからなかったからと言って任務ではないのだし、気長に、気軽に次を巡ってみることにしよう。
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