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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ミラージュの冒険日誌

2013-12-03 01:25:02.0 2013-12-03 01:33:52.0テーマ:その他

なりきり冒険日誌~それは誰がために(2)【配信クエ ネタバレ有】

 花に囲まれた小さな滝に清らかな水をもとめ、そっと手ですくう。故郷の水が肌に染み入り、心地よい冷たさがのどを潤す。
 レーンの村をこういう形で訪れることになるとは、私も思っていなかった。制服姿の私を見て、もうこんな小さな村に収まる感じじゃないな、と顔なじみの一人が言った。褒め言葉なのだろうが、少し寂しい。王子を伴い、村を訪れた私にルベカも目を丸くしていた。

 王子の歌に恵みの力が宿らなかったことについて調査隊を中心に様々な文献が調べられ、セーリア様の協力もあり、様々なことが明らかになった。
 セーリア様の出自。最後の男王ラーディスが封じたもう一つの歌。それをめぐり、私たちはウェナ諸島を駆け回る。

 本来ならばこれは調査隊と衛士団の管轄なのだが、私が駆り出されたのは単に人手不足によるものではない。
 前回、メギストリスで騒動があった際、古文書解読に必要な素材をヴェリナードから取り寄せるため、衛士団の手を煩わせたことがある。ブーナー熱帯雨林に棲む魔物が持つという希少な素材を入手するため、相当の骨折りがあったとのことだ。
 今回はそのお返しということで、彼らの任務を私が手伝っているわけである。
 魔法戦士団と衛士団がヴェリナードの両輪としてうまく機能していくため、最近ではこのような相互援助が推奨されている。先の衛士の不祥事をきっかけに、微妙な間柄であった二者の関係を修復する働きかけがされているというわけだ。今までが今までだけに、アーベルク団長も団員の意思をまとめるため、相当の苦労をされているらしい。
 レーンの村の伝統として伝えられるシェルナーのもう一つの姿と、そこに隠されたラーディス王の言葉をめぐり、シエナ巡礼地へ。
 シェルナーの五声。呼、言、歌、哭、呻。
 歌は歌の中へ葬ろう、と、謎をかける王の言葉。さすがに歌によって恵みを与えてきたヴェリナードの王族は言葉の使い方が巧みである。

 石板に残された膨大な言葉の迷宮を彷徨い、徐々に真相に近づいていく我々だったが……
 それにしても、何度も答えを先延ばしにされ、王子の表情には苛立ちの色が目立つ。ご自身でも自覚し、素直に認めている点はさすがに人格者の王子であらせられるが、少々心配でもある。
 行動を共にしてはっきりとわかってきた王子の性格は、自分の要求をはっきりと口にし、それが通るかどうか、直接的なもの言いで判断を迫るものだった。
 王者らしい威風堂々とした態度とも、直情的な若者らしい態度とも取れる。もう少し回り道をしても良い気もするが……

 その一方で、母君であらせられる女王陛下がお力添えを下さろうとした際には、これを拒否するような回り道は好んで選ばれる。
「これは自分自身の力で成し遂げなければ意味がないのです!」
 父君の手は堂々と借りられていたような気がするが。そこを別腹にしてしまう点に王子の父君への認識が見て取られるように思う。
 メルー公は昼行燈のように見えて、実は非常に優秀な政治家なのだが……。  調べ物が多いうえに気が早いためか、王子の部屋は常にこのありさまだという。
 部屋付きの侍女ケィニーに、片付けないのか? と聞いてみたのだが……
「私が片付けると、どこに何があるのかわからなくなると言われまして」
 なるほど……こんなところは庶民派らしい。

「何故オーディス様は王になりたいのですか?」
 探索のさなか、セーリア様が、私の利きたかったことを聞いてくれた。
 護衛に徹し、周囲に気を張るふりをして、私はそっと二人の会話に耳を立てた。
 王子の回答は……。
 王として全てを守りたいから、とのことだ。
 しかしそれは王にならずとも、メルー公のように女王に仕えることで可能なことではないか……? 私としては、未だ疑問である。

 そんな王子の探索行も、ようやく終点が見え始めてきた。
 最終目的地はラーディス王島、知恵の眠る遺跡。
 ラーディス王その人が建造し、恵みの歌をウェナ諸島全てに伝えるための装置が設置された、文字通り先人の大いなる知恵が眠る遺跡である。
 女王陛下の歌が水を通して諸島に散っていく仕組みは、身近になりすぎて忘れがちであるが、ドルワームの神カラクリ、プクランドの風車塔などに勝るとも劣らない古代文明の恩寵と言える。
 「心が震える場所にて」と、再び謎をかけたラーディス王だが、なるほど。この遺跡にある音叉の震動と「心が震える」をかけたらしい。ラーディス王は、言葉を操るのがよほどうまい人物であったと見える。
 書を愛するものの一人として、そんな王に一度会ってみたかったものだ。
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