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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

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ミラージュの冒険日誌

2013-12-17 00:40:49.0 2013-12-17 00:42:44.0テーマ:その他

なりきり冒険日誌~コニウェア平原探索行

 洞窟の中に怪しく光る影があった。私とリルリラが近づいてみると、どうやらそれはイソギンチャクの一種らしかった。
 他にも、洞窟のいたるところに、岩肌とも植物ともつかぬ発光体があり、暗い洞窟を照らしていた。
 ウェナ諸島の洞窟にも光を放つ岩は存在したが、不気味さと神秘性ではこちらの方が上だろう。我々の探索の、最初の収穫としては少々グロテスクだが、興味深いことは確かである。
 ボートの上陸したココラタの浜からコニウェア平原へ。レンダーシア大陸、夜の探索は静かな滑り出しと言えた。
 もっとも、静かだったのはここまで。
 洞窟を抜けると、我が胸の平穏と静寂を掻き消すような、異様な景色が視界に飛び込んできた。
 陸上にそびえる巨大船。あのグランドタイタス号ほどではないにせよ、立派な帆船だ。妖しい紫に染まった星空に帆を立てて、陸路を行くゴーストシップ……。次の探索場所が決定した瞬間である。
 船の内部は、完膚なきまでに破壊されつくしていた。やや傾いた床にわずかばかりの財宝を乗せ、穴の開いたマストは風に揺られるばかりである。
 やがて探索を続ける我々の前に、この船の乗組員たちが現れた。
 事情を聞くことが出来れば良かったのだが、残念なことに彼らは非常に敵対的で好戦的だった。許可を取らずに船内に踏み込んだ我々にも非はあるが、有無を言わさず剣を振り回されたのでは話し合いの余地もない。
 やむを得ず迎撃に移る。戦いは一瞬だ。ギガスラッシュが周囲を薙ぎ払う。と、私とリルリラの足元には船乗りたちの遺体が転がっていた。
 後味の悪い結果となったが、我々に救いがあるとすれば、彼らが元々死んでいたということだろう。
 亡霊たちの襲撃を退け、船を出る。と、徐々に空が白み始めていた。レンダーシアで初めて迎える夜明けである。
 だが、その光景は爽やかとは言いがたかった。  夜の闇に阻まれて見落としていたこの浜の全容が、ようやく姿を現した。陸上に打ち上げられた船は先ほどの一隻だけではない。そこかしこに横転した船の残骸が空しく転がっている。私はグランドタイタス号が予定の航路を阻まれ、この浜に運ばれてきたことを思い出した。
 おそらくこの浜は魔障の霧が生み出す潮流の流れ着く先なのだろう。タイタス号が難破船の仲間入りをしなかったのは、ひとえに賢者ホーローお手製の羅針盤のおかげだ。だが、他の船はそうはいかない。
 大破し、舵を失い、潮の流れにさらわれた迷い船の行きつく先。サルガッソー。コニウェア平原は船の墓場だった。

 中には、レンダーシアを目指し、危険を顧みずに海に乗り出した船も含まれているに違いない。彼らは死してレンダーシアにたどり着き、亡者として新天地の砂を踏みしめたわけだ。やるせない話である。
 僧侶のリルリラが祈りを捧げるが、徘徊する亡霊たちの姿を見る限り、彼らの無念が晴れるのは、遠い先のことだろう。
 生きてこの地を踏んだ我々は、せめて彼らのできなかったことをやるしかない。  他の地方へと続くという三門の関所を目指し、東を目指す我々の瞳に鈍い光が差し込んだ。
 紫色の霧のかなたにおぼろな光の玉が見える。
 これがレンダーシアの太陽。
 夜が明けてもなお青空は見えず、魔障の霧が天を覆っている。晴れぬ空は永遠の黄昏を演じるがごとく、溜息のような風を吹いてよこした。
 この霧を晴らし、青空を取り戻す日は、やってくるのだろうか……?
 風と共に押し寄せた不安は、やがて風と共に去っていった。しょせんは英雄豪傑の類でない私やリルリラが悩んでも仕方のないことだ。
 今はこの新大陸を心行くまで探索するとしよう。それが何かの助けになるかもしれない。踏みしめる足元は、浜の砂地からしっかりとした陸地へと変わっていく。
 顔を上げれば、三門の関所はもう目の前だった。
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