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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ミラージュの冒険日誌

2020-04-04 13:55:51.0 テーマ:その他

実録!初心者隊員のジュレット防衛戦(2)~なりきり冒険日誌

 ジュレットに戦いの風が吹く。
 今回の作戦では、守るべき結界が二つあること、そしてチョッピでの戦いと同じく砲撃の重要度が高いことが特徴……らしい。
 あまり経験のない私は、大人しく他の隊員の後ろをついていくつもりである。

 補助の呪文を唱えつつ前進。まずは敵哨戒部隊と一戦交える。
 続いて南北それぞれから敵襲!

「二手に分かれて迎撃せよ!」

 号令のもと、私は南側へ。敵部隊を迎撃する。
 敵軍の構成は港町ジュレットの侵攻に合わせてか、水棲系の魔物が多数を占めていた。
 これが意味することは、相手は状況に合わせた兵種調整が可能な、管理された軍隊だということだ。
 一体、どういう相手なのだ……? 魔界での経験を照らし合わせても、それらしい勢力は見当たらなかった。魔物商人の関与を疑う者も多いが……。
 ともあれ、今は目の前の戦いだ。
 さみだれに矢を飛ばし、化け蟹を、不定形アメーバ生物を、そして召喚能力を持つ魔鐘を打ち落とす。

「南北の柱の側に支援物資を用意した! 使ってくれ!」

 本部からの連絡が届く。すぐさま動いたのは、例の遊び人だった。

「俺、大砲役やりま~す」

 支給された強化砲弾を拾い、そう宣言する。どうやらここで弾丸を拾ったものが砲撃手を務める、というのが暗黙の了解らしい。
 遊び人が砲手……大砲で遊んだりしないだろうか……?
 ……いや、偏見はよくない。私は不安を振りほどき、周囲を警戒した。どうやら一旦、敵の攻勢は収まったらしい。

 残る敵は港付近に陣取った総大将と、その護衛である中隊長三体。識別名、バナゴル。
 まずは中隊長と一戦交えるか……私は弓に矢をつがえた。
 二人の防衛隊員が、私と同じ考えだったのだろう、武器を振り被って走り出した。
 ……と、

「そいつらはハリボテだ! 無視しろ!」

 大柄な戦士が後ろからその二人を呼び止めた。
 よく見れば、確かに三体のバナゴルは持ち場を少しも動かない。機械にも骸骨にも見える巨体はぎこちなく揺れ、何か不具合があるのが見て取れた。
 数合わせの見掛け倒しか……どうやら、無駄に戦力を投入すべきではないらしい。
 駆けだした二人は、ばつが悪そうに足を止め、引き返した。
 私はと言えば、最初から分かっていたような顔でその場に待機していた。出遅れたのが功を奏した。涼しい顔で……取り繕うのは得意分野である。
「北部に敵影! 迎撃せよ!」

 本部からの号令が響く。今回の戦場は南北に広く、目視の戦況把握は困難だ。我々の目となる総帥Mの言葉に耳を傾けることも重要になるだろう。
 南北の部隊が合流し、北方からの敵に対応する。魔法使いの呪文が露を払い、本丸である魔鐘に向けて隊員が殺到する。
 が、その裏で、もう一体の魔鐘が海岸側に出現していた。相変わらずの二段構えか!
 幸いにも、手慣れた戦士たちがそれを予期して迎撃にあたっていた。
 さらにその裏では、アクアメーバが抜け目なく階段を駆け上がっている。私は慌ててそれに追いすがり、なんとか蹴散らすことに成功した。

 敵軍の攻勢はまだ終わらない。今度は巨大な敵影が海岸線に姿を現す。四体目のバナゴル。ハリボテではない。
 それぞれの持ち場を片付けた隊員たちが集結し、これを迎え撃つ。武闘家は豪快なショルダータックルとシールドブーメランを軽やかに避け、一閃、槍の一突き!
 私はフォースブレイクとダークネスショットで援護に回る。白と黒の閃光がバナゴルに吸い込まれ、その理力を内から狂わせる。

「一気に叩くぞ!」

 隊員たちが一斉攻撃をしけ狩る。無防備となった機体に大火球が、爆発が、電光が襲い掛かった。バナゴルの巨体が砂浜に打ち付けられ、関節部からバラバラに砕けていった。
「これ、頂きッスね」

 駆け寄った遊び人がバナゴルの残骸から砲弾のようなものを回収する。これも砲手の任務のようだ。
 ふと港方面を振り返ると、護衛役の三機のバナゴルが巨体を支えきれずに崩れ落ちていくのが見えた。本当に不良品だったらしい。

「あいつらの砲弾も俺が貰いますんで、横取り厳禁ッスよ」

 遊び人がピースサインと共に仲間を振り返った。
 普通、冒険者という生き物は束縛を嫌う習性を持つ。あれこれと指示されることに難色を示すものも多い。
 だがこの遊び人は、軽い口調で上手くそれを緩和しつつ、隊員たちを誘導しているように見えた。
 ひょっとすると、かなりの策士なのでは……? 私は認識を改め始めていた。
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