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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

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ミラージュの冒険日誌

2020-08-10 13:14:33.0 テーマ:その他

竜は無慈悲な闇の帝王(2/4)~なりきり冒険日誌

 炎が渦巻き、雄叫びが轟き、雷鳴がこだまする。竜鱗のまゆと呼ばれる隔絶空間において、我々は長い戦いを繰り広げていた。
 メンバーは魔法戦士の私と、パラディンを本職とするザラターン氏、魔法使いとして戦いに臨むアミ氏、アカリン氏の両名。
 少なくとも私以外の3人はかなりの腕前である。……が、最初の内は手も足も出なかった。

 これは「わかる者にはわかる」話なのだが……
 多くの魔物は開戦当初、「白」いオーラを放っている。
 戦いが激しくなるつれてそれは「黄色」に変色し、いよいよ余力がなくなると、それは血のような「赤」に染まる。
 当初の我々は「黄色」までが精いっぱいだった。

 大地を揺らし、竜が前進する。
 聖騎士と私が立ちふさがって敵の進軍を押しとどめ、魔法使いが後ろから撃ち抜く。
 竜が反撃の態勢に入ると私は退避、聖騎士は守りの構えを取り、損害を抑え、再び元の陣形に戻る。
 パラディンを中心とした冒険者の基本戦術だが、レグナード戦では損害を最小限に抑えることを前提としてあえて回復役を入れずに戦うのが特徴だ。
 巫女プリネラがバトルフィールドを維持できる時間には限界がある。時間内にレグナードの膨大な体力を削りきるため、こうするより外に方法が無いのである。

 ゆえに、一つのミスが命取りとなる。
 ある時は反撃のタイミングを見誤り、またある時は攻撃に夢中になって避けられるはず攻撃を喰らい……
 そして最悪のタイミングで竜の咆哮が鳴り響く。古龍の咆哮は、精神を直接揺さぶるような魔法的な衝撃をまき散らす。仔細は省くが、この咆哮に対応することが勝利の最低条件となる。
 我々は敗北を重ね、そのたびにプリネラの手により回収された。
 それでも、闘志が萎えることは無かった。  レグナードとの戦いでは、極度にシステマチックな戦術が要求される。
 一つでもミスを犯そうものならば一瞬にして全てが崩壊する。
 だが逆に言えば、正しく戦えば報われる。敗北には必ず理由があり、その一つ一つを潰していけばいつかは勝てる。
 その確信があったからこそ、心は折れなかったのだ。

 レグナードは、我々を監視する厳格な教師のような存在だった。
 闇にまぎれて忍び込む盗人を月光で暴き出す無慈悲な女王のように、彼の牙は甘い幻想を抱いた者を的確に撃ち砕く。
 じりじりと迫るタイムリミットに焦り、一つだけ余分に攻撃を行った。剣から弓への持ち替えを少しだけ遅らせた。いちかばちか、危険を承知で行動した。その甘えを彼は許さない。
 雷槌が地を砕き、竜の翼が全てをなぎ倒す。またも、敗北である。  独学にも限界がある。私は書物を紐解き、かの竜を撃ち果たした先人の教えを頼った。また、戦いの仕組みそのものについて、見落としていた知識を補った。
 世界宿屋協会を訪ね、討伐成功者の戦闘記録を閲覧したりもした。
 だがいくつもの貴重な知識を得てなお、勝利は遠かった。
 戦闘記録を見たところで、何故成功したのかがわからない。偶然、敵が厄介な行動を行わなかっただけのようにも見える。成功者の語る戦術論も単なる机上論で、それを実行するのは不可能とさえ思えた。
 だが彼らは勝利し、我々は敗北を重ねている。これは偶然の結果ではありえない。
 彼らは何故、その理論を提唱し、どうやってそれを実践しているのか。
 座学と実戦を織り交ぜながら学習は続く。教壇に立つ無慈悲な竜は容赦なく教鞭を振るった。

(続く)
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