目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ミラージュの冒険日誌

2013-07-17 01:05:11.0 2013-07-18 22:08:18.0テーマ:その他

日誌を書いた!

なりきり冒険日誌~恐怖との遭遇

 一人旅を専らとする私にとって、それは見慣れない光景だった。
 災厄の王との戦いに向け、Z氏が一声かけると私を含めて5人の冒険者がたちまちのうちに集結する。
 陸亀旅団団長、Z氏。
 鬼の副長、AST氏。
 同じく旅団員、K氏。
 そして紅一点、M氏。  それぞれが時の王者としての試練を潜り抜けた熟練の冒険者たちである。
 残りは酒場で雇った冒険者だが、この面々にかかれば、闇の溢る世界すら、もはや平凡な通路に過ぎなかった。
 特にAST氏は不可思議な魔術で私の分身を作り出し、共に戦わせるという謎の戦闘スタイルすら見せてくれた。  旅芸人も極めるとこういう真似ができるらしい。

 ほどなくして、我々は帝王の玉座へとたどりついた。これまでの苦戦が嘘のように、あっさりと。
 おそらくは8人揃わなければ敵わない。今回は様子見、と強調するZ氏だったが、それでも、この5人ならばそれなりの闘いはできるのではないか……。楽観視するわけではないが、Z氏の呼び掛けに応じて集まった冒険者たちの実力は、そう思わせるだけのものがあった。
 氏の号令のもと、冒険者たちが気を発し、玉座に突入する。
 次の瞬間、甘い幻想は一撃の元に打ち砕かれた。

 戦いが始まるや否や、帝王の振り下ろす剣が一瞬で誰かを地に沈める。驚愕する我々を尻目に、次の一撃がもう一人を粉砕する。
 これは何だ?
 金色に輝く異形の肉体。歪んだ進化の果てを垣間見たような巨躯。凶暴な三つの瞳。二振りの巨刀。圧倒的な暴力の嵐が我々に襲い掛かってくる。
 戦力を整える戦闘序盤。補助魔法を行き渡らすことが魔法戦士の最初の仕事だ。が……
 それを遂げることすらできないまま、私もまた帝王の剣の餌食となった。
 混濁した視界の中、M氏がウイングブロウで必死に攻め立てる姿が映る。本来なら、私がバイキルトでタイガークローを使える状態までビルドアップしなければならないというのに、体が動かない。
 Z氏が懸命に蘇生魔法を飛ばす。
 起き上がり、また倒れていく戦士たち。
 私の体が動くようになると、その時にはすでにバイキルトをかけるべき爪の使い手は倒れていた。
 もはや戦線は崩壊している。
 せめてギガスラッシュで攻撃を仕掛けるが、災厄の王はそれを歯牙にもかけず、剣を振るう。
 全てが終わるまで、ものの数分もかからなかった。

 ロディアの力で命からがら生還した我々だが、全員が己の無力を思い知らされる結果となった。
 これで何度目の挫折だろう。
 玉座に辿り着きさえすれば……そう思っていた自分が滑稽ですらある。真の恐怖はその先にこそあったのだ。
 だが、あくまで様子見、偵察行だと割り切った分、多少の冷静さがある。
 そして敗北の淵から、勝利への道を探る者もいた。
 K氏がぽつりとつぶやいた。戦士の体当たりや刃砕きの技を使いこなせば……と。
 あの怒涛の攻撃をかいくぐるチャンスは、そこにこそ、あるのだろうか?
 ならば……。
 私も片手剣の使い手の例にもれず、戦士としての修業を多少は積んできた。
 本格的に再開してみようか。決戦に間に合うかどうかは分からない。だがたとえ間に合わずとも、戦士の修業は魔法戦士としての修練にも通じる。無駄にはならない。
 武具も見直さねばならない。圧倒的攻撃力に対抗するため、ロザリオぐらいは欲しい。生命力を高める錬金装備も必要だろうか? 魔力とどちらをとるかが悩みどころだ。特殊攻撃への防御はどうするべきか? かつて偶然拾った、この破呪の指輪は役に立つだろうか?
 情報収集も必要だ。時の王者たちの声に耳を傾け、災厄に立ち向かうすべを探る。
 手も足も出ない戦いだったが、得るものはあった。確かな目標が生まれただけでも、意味はあったと思う。

 我々は再戦を誓い合い、別れた。
 後に聞いたところによると、旅団員たちはその後も多くの仲間を集め、災厄の王に幾度も挑み、一度は彼奴を追い詰めたと聞く。
 頼もしい話だ。
 一つ一つは小さな光だが……
 いつかは陸亀の縁に導かれしもの達が地獄の帝王を打ち倒す。
 その日が来ると信じて、自分を鍛え直すとしよう。


~~~~後記~~~~

 冒頭で紅一点と紹介したM氏が、実は紅一点でなかったことが判明した。
 K氏……女性だったとは。
 プクリポの性別は我々ウェディには見分けづらいとはいえ、汗顔の至りである。
 心より謝罪するとともに、プクリポの見分け方について学習することを胸に誓う。
 とりあえずぬいぐるみから買ってみようか……
いいね! 25 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる