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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ミラージュの冒険日誌

2013-08-14 00:19:34.0 2013-08-15 00:35:29.0テーマ:その他

日誌を書いた!

なりきり冒険日誌~魔法戦士の夏(2)

 魔法戦士団の目的は、国外で発生した事件の解決である。が、よほど緊急の事態でない限り、他国からいきなり援助要請が届くということはない。
 まずは各国に派遣された団員が現地の兵士団・治安維持組織と面会し、彼ら手に余る事態が発生していないか調査を行う。諸国をめぐる私のような団員が記した報告書も、こうした情報に上乗せされる。
 そうした情報をもとに上層部が各国の責任者と会合し、援助を提案する。
 国同士のやり取りだけあって、この任に携わるのはアーベルク団長やユナティ副団長といった魔法戦士団の首脳陣である。話の規模が大きい場合はメルー公も度々足を運ばれる。こうした場には戦闘知識以上に優れた外交手腕が必要となる。その点、団長や副団長の立居振る舞いは洗練されたものだ。戦闘能力だけならばともかく、こうした点では私など二人の足元にも及ばない。  こうして獲得した任務であるが、まだ実行段階には至らない。
 当然のことながら、仕事を依頼する側は戦闘のスペシャリストではない。だからこそ荒事の処理を我々に託すのだ。が、専門家ではないが故に彼らの提供する情報は断片的で不完全である。
 これをもとに実務的な調査を行うのがキンナーをはじめとした調査員である。事件の性質と規模、また周辺に住む魔物の性質と数、活動範囲、その他もろもろを調べて本国へ送り届ける。

 ここからが今回の私の担当だ。調査隊が調べ上げた情報と、過去の資料、そして自らの経験により、任務に必要な団員数、求められるスキル、そして予想される費用と解決までにかかる時間。これらを総合的にまとめ、見積書を作成する。
 これが上層部の手元にわたり、再び依頼主とのやり取りが行われる。そこでようやく依頼が本決まりとなり、任務の規模、派遣する人員、そして魔法戦士団への報酬額が決定される。
 言葉にすれば簡単だが、見積もった数値が本来より小さければ、得られる報酬も過小に。本来より大きければ過剰な見返りを吹っ掛けることになる。それ次第では本来、獲得できたはずの任務が立ち消えになることもある。責任重大である。
 さすがに私一人にこれが一任されるというわけはなく、私の作成した見積書を副団長が入念に確認し、たいていの場合、大幅な修正を受けて上層部へと渡される。私はいわば見習いという立場だ。

 続いて見積もり内容に合わせて実戦部隊が編成される。栄えある任務に選ばれた団員はみな、栄誉と誇りを胸に溢れさせて登城するのだが、彼らに冷や水を浴びせるのも、残念ながら私の仕事である。
 団員派遣に関わる煩雑な手続き、必要書類の作成、他国に赴くにあたっての作法、手順、団員心得その他もろもろの確認。ここで彼らはやや足踏みする。
 形式的な小さな間違いなどは見なかったことにして素通りさせたくなるのだが、それはできない。わかっていて形式を間違えているだけならば良いが、稀に本気で勘違いをしている団員がいるからである。特に新規入団の団員は要注意だ。これを素通りさせると後々、大きな失敗につながる。
 1%の見過ごせないミスを発見するため、99%のどうでもよいミスを綿密に検証しなければならないのは精神にこたえる仕事だ。そして部下たちの目から見れば、私はどうでもよいミスにケチをつける面倒な上司ということになるだろう。流石に面と向かってそんなことを言う者はいないが、大体のことは分かる。何故なら、私自身がかつてそう思っていたのだから。

 魔物の牙も邪悪な呪文も怖くない。だが部下の視線は少し怖い。
 自分自身の臆病さに情けないやら呆れるやら、である。
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