(ここから見た人は前編からお読みください)
人にはどんな事でも才能「センス」というものがあります。
アートの1種とも言える歌パフォはそれが顕著にあらわれます。
この歌パフォセンスは誰が優れているかやってみるまでわからないもので、できる人は1作目から物凄い事ができます。
私のルームで言うとぐりちゃんやエルちゃんがそうでした。
私にはこのセンスが決定的に欠けているので、後から始めた人にもどんどん追い抜かれましたが
「歌パフォは本気でやってないから」
という言い訳をしつつ逃げる事で逆にやってこれたのです。
才能というとみなさんは「センス」だけを思い浮かべると思いますが「情熱」があり「継続」できる事も才能です。
スポーツや音楽の世界にはありあまるセンスを持ちながら、情熱がなくダラダラ続けていたり、怪我などで継続できなくなり消えていった埋もれた天才が星の数ほどいます。
私の歌パフォで言えば「センス」も「情熱」もあまりなく(いや音楽への情熱はあるかな)週1ペースで多作して「継続」することだけしてきました。
そのおかげかいつの間にかそれなりの自力は付いたと思います。
大きな転機となったのが私が所属するクロエちゃんのコスドレルームにクリスさんが移籍してきたことですね。
生きた教材ともいえるクリスさんのパフォを見る機会が増えて、時々歌パフォの技術論も聞くことができました。
何作も見て気づきましたがクリスさんにはまるで格闘ゲームのように得意とするしぐさのコンボがあるので、私はそれを研究して盗む事にしました。
あのパブロ・ピカソも言っています。
「優れた芸術家は真似るが、偉大な芸術家は盗む」
さらに私のパフォの最大の弱点であるのが白チャットです。
歌パフォ界隈では記号などで派手な装飾を施したものほど高く評価される傾向にあります。
これが私には非常に厳しい・・・
子供の頃から村上龍の小説をお手本に硬派な文章こそ至高と思ってきた私には敷居が高すぎる白チャ。
便利なので多用しますが実は「w」すら使いたくありませんw
それならば、と記号でキラキラさせない方が世界観を壊さない重厚な題材を選ぶ事にしました。
弱点を弱点に見せずむしろ言葉(詞)の美しさで魅了する・・・
そしてルムイベのために完成させた歌パフォ・・・
ではなく歴史大河スペクタクルパフォ!
『死せる英雄達の戦い』 5分36秒
この唯一無二の題材を演じるために
「歌パフォは本気でやってないから」
と言い訳を続けてきたリミッターを外して定型文99個使い私ができる限界に挑みました。
パフォにはガラスの仮面の『紅天女』のように本気にならざるを得ない題材があるのです。
見てくれた方がどう感じたかはわかりませんが、私にこれ以上のものは作れる気がしないので精神的にパフォ引退します。
これまでありがとう歌パフォ
さようなら歌パフォと過ごした青春の幻影
(パフォやめると思った?
もうちっとだけ続くんじゃw)