次に私のプレイベで常に心がけている事があります。それは
「主催者は出しゃばりすぎず参加者の誰もが主役になれる事」です。
文字にするとそんなの普通じゃん、と思うかもしれませんが、この基本ができてない主催者は私から見てとても多く感じます。
主催者が「面白い俺を見ろ!」という感じの上から見下ろす系イベントのほとんどは退屈です。
有名アーティストの単独ライブのように本当に凄ければ成立しますが、よほどの才能がないとこのやり方は難しいです。
逆に主催者が「君たちの面白いところを見せてください」というイベントは参加者が自分の頭で考えて積極的に行動するので全員が飽きません。
再び私のイベントから例を挙げると
『スタンシアラ女王とうこ主催お誕生日会』
がそうですね。
あのイベントは私としては定型文以外に大して準備することもなく、体験版で主催したにも関わらず大勢の人に楽しんでもらえたので非常にコスパのいいプレイベでした。
また、スタンシアラのイベントにはもう一つコツが隠されています。それは
「TVのバラエティ番組の真似をする」
という事です。
告知文でタネ明かしをしていましたが、このイベントはその昔放送されていた『ザ・イロモネア』というTV番組のパクリです。
最近でいえば千原ジュニアの『座王』が近いかもですね。
「TVのバラエティ番組なんてくだらない」
「TVばかり観ていると頭が悪くなる」
という意見はごもっともです。私も99%同意です。しかし彼らバラエティ番組制作者は曲がりなりにもプロです。
私たち素人とは企画力のレベルが違います。
それならばちっぽけなプライドは捨て去り真似をすればいいのです。
ここでのポイントは番組そのものをパクるというよりその「システム」をパクるという事です。
1分以内にコントやモノマネ、1発ギャグで審査員を笑わせるという事がここで言う「システム」です。
やや古い番組なので多分私が言わなかったら「これイロモネアだ」って気付いた人はあまりいないのではないでしょうか?
ウマ娘総選挙だとちょっとわかりやす過ぎましたね。そう、AKBのアレです。
最近ではプロ野球選手総選挙をTVでやっていました。
さてここまで大きく3つコツを挙げてきましたが
最後にプレイベ主催で1番重要な事を言います。
それは
「人1人ができることなどたかが知れている」
という事です。
失礼にならない範囲で自分よりすごい人の力を借りましょう。
それは主催者側はもちろんのこと参加者側でもあるでしょう。
私が主催したイベントは最適なロケーションだと判断して全て誰かの住宅地をお借りして開催しています。協力者がいなければ全く成立しませんでした。
企画はとことん練って、自分に足りない最後のひと押しを手伝ってもらう。
これはプレイベに限らずどんな分野で成功するにしても重要なことだと思います。
細かい事を言えばまだまだありますが、私のプレイベの大きなコツは以上です。
ここでもう一度まとめます。
①独創的なプレイベを目指さない
既存の良イベントのいいとこ取りをする
(ドラクエ方式)
②主催者は出しゃばらない
あくまで主役は参加者全員
受動的ではなく能動的に参加してもらう
主催者=キャッチャー 参加者=ピッチャー
というような関係が理想
③TVのバラエティ番組の真似をする
ただしできる限りモロパクリは避ける
元の番組が気にならなくなるような工夫をする
④1人ですべてやるには限界がある
ある分野のエキスパートの協力を得る
自分に足りないラストピースを埋めてもらう
1と3、2と4はセットで考えられるし4つ全てに共通するのは
「身の程を知り謙虚であれ」
という事です。
なるほど一理あるなと思ってもらえたら幸いですが、私のやり方を参考にするもしないも皆さん次第です。もっといい方法があったらぜひ教えてください。
それでは私はそろそろ利用券が切れて主催は難しくなるので、しばらくは体験版でのんきに皆さんのプレイべを楽しみたいと思います。
次回の私のプレイベは4月20日(木)
『スタンシアラ女王トウカイテイオーお誕生日会』
を予定しています。
1分間のショートネタを考えつつお待ちください。