6月22日。待ちに待っ……てなかったFF16発売。
というのも私は
「ゲームはCGなんかじゃなくて内容でしょう」
というコテコテのドラクエ派なので全然期待してなかったんです。
シナリオ≧音楽>>>グラフィックぐらいの優先順でやるゲームを選びます。
6までのFFは普通に好きですが近年のFFのシナリオは固有名詞バンバン出して理解に疲れるから苦手です。
例 パルスのファルシのルシがパージでコクーン
唯一大好きなのはFFTことファイナルファンタジータクティクス。
あのゲームは安易なハッピーエンドに逃げない本当に素晴らしいシナリオでした。
最終章「愛にすべてを」ラストシーンがまたトラウマ級に凄い。
やはり暗黒の中世こそファンタジーですよ。
ファンタジーこそ徹底的にリアルかつ残酷に描かないと物語に説得力が出ません。
こないだしょこたんのDQ5実況を観ていたらゲストの堀井雄二先生も同じ事を言ってました。
ドラクエってやけに廃墟が多いですからね。
そんな私がせっかくPS5を持っていることだし、たまには天下のFF様のお手並み拝見しましょうか、と高みの見物で体験版をやってみたんですね。
3時間ほどプレイして思いました。
「FFどうしちゃったの!?」
私が勝手に思ってるFFの悪いイメージと全然違って驚くほど私向きのゲームに仕上がっていた。
これは本当に嬉しい誤算でした。
まず世界観が重厚かつ真っ黒!
ニンテンドー好きなお子様はお呼びじゃねえ、とでも言わんばかりの本格ダークファンタジーです。
それに反してバトルは案外簡単でこれならどこかの死にゲーと違って挫折しそうにない。
他にやる事も多いので、できる限りゲームで努力したくない私には絶妙な難易度です。
ストーリーは一本道でやり込み要素は少なく悪く言えばボリューム不足ですが、良く言えば時間のない大人にも余す事なく楽しめる。
あとは弟のジョシュアくんが超かわいい~
キャラクターのモデリングの美しさはFFの圧倒的な強みですね。
それでいて世界市場に完全にフィットしたというべきか、プレイ感は出来の良い洋ゲーです。
レベルの上がり方やクエスト内容、世界観や街並みなど私が超大好きなゲーム、アサシンクリードに驚くほど酷似している。
平たく言えばコソコソ暗殺するか、真っ向から挑むかの違いだけです。
他にもウィッチャー3やスカイリムなど名作洋ゲーRPGが好きな方ならすんなり楽しめる内容となっております。
逆にこれまでのFFが好きな層には受け入れにくいかもしれません。
CERO Dとだいぶ対象年齢が上がっていて全体的に血生臭く、全裸をちょいちょい挟んできます。
家族で仲良くプレイするのは空気がシヴァのダイヤモンドダストになるので絶対にやめた方がいいです。
昨今の多様性の世の中に配慮してなのか♂×♂までカバーしてます。
このあたりは合うか合わないかの問題ですが細かい事を気にしない大人なら最高のゲーム体験ができる事でしょう。