① 幻想水滸伝2 Reminisecence 『回想』
コナミから発売された幻想水滸伝2のOP曲で日本語タイトルでは『回想』です。
この曲はミコトさん主催『響け!サブカルミュージック』でも選曲した方がいましたがゲーム音源だったので、今回はピアノの生演奏でも聴いて欲しいと思いました。
この曲が収録されたCDはゲームアレンジサントラ史上最高と思うほど豪華なメンバーが揃いました。
プロデュースしたのはテレビ朝日の長寿音楽番組、題名のない音楽会でかつて司会を務めた作曲家でピアニストの羽田健太郎。
2007年に58歳で亡くなりましたが、アニメではマクロス、ヤマト、ホームズなど、ゲームではウィザードリィを作曲しています。
編曲には大河ドラマや朝ドラも手がけた女性作曲家の大島ミチルも参加。
ヴァイオリンは今ほど有名ではなかった頃の高嶋ちさ子も何気に参加しています。
この曲はトップクラスのジャズピアニスト国府弘子の演奏です。つい最近、徹子の部屋コンサートでTV出演していました。
さらにフルートの第一人者、赤木リエのソウルフルな演奏が素晴らしいですね。
幻想水滸伝2は仲の良い幼馴染同士がやがて別の陣営に分かれて争う哀しい物語ですが、その悲痛な魂の叫びを見事に表現しています。
3分過ぎからの演奏は圧巻の一言です。
みなさんケンカ別れしたかつての友人がいたなら、思い出しつつこの曲を聴いてみてください。
② ローズガンズデイズ Last note
これは約2年前に私がコスプレルームイベントで歌パフォをした思い出の曲のピアノ版です。
ローズガンズデイズはアニメ化されていないので、竜騎士07作品では知名度こそ低いですが、最も有名な『ひぐらしのなく頃に』より私は好きですね~
というのもこの作品にファンタジーはなく何人も登場人物が死にますが生き返りません。
女子供であろうと容赦なく策謀によって惨たらしく殺されます。
(あまりにも残酷でアニメ化無理なのかも)
命が簡単に失われる世界だからこそ逆に重みを感じるのです。
物語の舞台は大震災によって私たちが知る歴史よりも終戦の時期が早まり、米国と中国に分割統治された架空の日本です。
実際は属国である現実の日本とも全く無関係な話ではなく、非常に考えさせられる内容となっています。
タイトルのラストノートとは香水の「残り香」の意味で、この曲は戦乱と慟哭の日々を駆け抜けた、夜の街の女とその用心棒の男達の記憶をたどる哀愁を帯びたメロディーです。
曲の2番は主旋律がなく朧げな音色へと変わり、熱い時代の香りは彼方へ消えていくというプレイヤーを泣かせる音楽的な演出です。
ちょうどカラオケしやすかったので、イベントでは途中から歌パフォをしてみました。
このイベントでは酒場の雰囲気に合っているピアノの曲であれば歌ってもOKなんです。
③ サガフロンティア2 Misgestalt
私が最も好きなRPGと言っても過言ではない『サガフロンティア2』ラストバトルの曲です。
参加者ではユーリーさんが知っている反応でしたね。作曲はのちにFF10や13も手がけた浜渦正志。
動画のVUTTERさんの演奏はかなり荒っぽい感じですが、とにかく熱いので今回最後の曲に選びました。
そして私はラストバトルのメンバーの1人であるミーティアのコスプレをして伝説の泣き言を再現(笑)
ウィル
「来たぞ、〇〇〇だ!!今度こそ終わらせてやる!」ロベルト
「勝てるのか俺達で、こんな奴に…くそっ、やるしかねえ!」
プルミエール
「なんてアニマなの!体を貫かれるような…お義母さま、父上、お力を!」
グスタフ
「ファイアブランドが…〇〇〇と共鳴する!ファイアブランドよお前を信じていいのか?」
ジニー
「パパ…ママ…おじいちゃん…みんな…〇〇〇なんかに負けないで!」
ミーティア
「ヴァン先生、こんなのが相手だって知ってて私を行かせたんですか?」
「ヒドイです。」
他の仲間が最終決戦に向けて気合を入れているのに、1人だけ師匠を愚痴るのはひどい(笑)
緊張感台無しですが、表と裏の歴史が紡いだ50年に及ぶ因縁が決着する宿命の戦いです。
私はこのゲームで人間のコンプレックスが世界を変える大きな力にもなると学びました。
魔法が使えて当然の世界にあって王族でありながら魔法が使えなかったギュスターヴ13世。
しかし彼は武器鍛冶の技術を極めた偉大な王
「鋼の13世」として後世に名を残します。
私もピアノは全く弾けませんが、それが逆に酒場ピアノのプレイベを開催する原動力になっているのかもしれません(笑)
みなさんも何かができないからと諦めず、ならばそれを補うためになにをすればいいのか?
自分の「剣」を見つけて磨いていきましょう!