もやもやしてるような雰囲気…そして、何処からか足音が聞こえる。ここは夢幻の森。
「な…何故、俺を追いかけてくるんだ?!」
(逃げながら言う)
「…ただの依頼だよ~お兄ちゃんが大人しくすれば良いだけ」
(疲れてるのか、木の枝をうまく使ってとんでいる。)
「うわっ?!」
(思いっきり転ける)
「やっと大人しくなったね、お兄ちゃん」
(鎌を構え近づく)
「お…お願いだ…やめてくれ…罪は…!」
(怯えつつ必死に訴える)
「…罪?依頼にはないよ」
(真剣な眼差し)
「俺が家に戻らなかったから…!」
(今にも泣きそうな目)
「…っ…」
(鎌を落とし頭を押さえる)
「…え…?な…何がどうなって…」
(困惑している)
「…ゴースルお兄ちゃんもデービンお兄ちゃんもアルデートお兄ちゃんもドラムお姉ちゃんもネラが勝手に出ていっても探して心配してくれてた…」
(急に呟き出す)
「…だれだ…?」
「…お兄ちゃんには関係ない。でも…良いこと気付かせてくれたから、今回は見逃してあげる。でも…もう、依頼主には近づかない事だね」
(そう言って、すっと消えるが何か機械を落としていく)
「…あ…これは…録音機…?」
(唖然としたまま立ち尽くすが意識を戻し、録音機を聞く)
録音機の内容
アリラネ「ネラにとって大切な人は誰~?」
ネラリア「ごーするお兄ちゃん、でーびんお兄ちゃん、あるでーとお兄ちゃん、どらむお姉ちゃん、ありらね!」
アリラネ「次!それぞれ、思いを伝えてあげて、ネラ」
ネラリア「ごーするお兄ちゃん、いつもぱんけーき作ってくれたり、ねらの事探してくれてありがとう。何もおんがえし出来ないからねらが出来る事はずっと傍にいること!」
ネラリア「でーびんお兄ちゃんと初めてあった時は怖かったけど、今では大好きな家族だよ!心配してくれるしねらの我儘沢山聞いてくれるから!」
ネラリア「あるでーとお兄ちゃんはよくどらむお姉ちゃんと一緒に遊んでくれた!ねらが寂しくないように抱っことか沢山してくれたよね!ネラ嬉しいし感謝してるのっ!」
ネラリア「どらむお姉ちゃんはねらに色々な事教えてくれたし、すっごく心配してくれてたの覚えてるの。あるでーとお兄ちゃんと物凄く仲良かったもんね!へへっ、大好き」
アリラネ「うんうん♪皆、ネラの事受け入れてくれたもんね。私達の本当の仕事がわかってても」
ネラリア「自慢出来るお兄ちゃんとお姉ちゃん!」
アリラネ「この録音機を聞いてるという事は私とネラは幸せになれなかったのかな?」
(そういって、録音機は切れる)
「…そういう事だったのか…」
(理解をしたのか、そっとポケットにしまう)
心優しき暗殺者…ネラリア・リーフ
アリラネ・リーフ
幸せになる事は出来るのか。
てきとーに!