薄暗い屋敷の中には、二人の人影が見える。一人は鎌を持っており、一人はヤリを持っているが…何故か人影をよく見ると、敵対してるように見える。
「私の変装に協力してくれるのは嬉しいけど…それは…聞いてな…い…サテライト…」
少し愛らしい声をしているが声は何故か震えてる
『あら、紫の暗殺者…記憶を思い出したくないの?消された記憶…』
結構高めの声で何処かのお嬢様のような声をしている
「…消された…記憶…?」
『哀れな紫の暗殺者ね』
「え…?」
明らかに困惑している
『…ふふ…紫の暗殺者…ネラリア・リーフ…さぁ…記憶を思い出して…メモリースノー』
「あ…っ…」
膝から崩れ落ちる
『何の記憶を思い出したかな?』
「ゴースル…お兄ちゃん…」
『…ふふ…成功ね…さぁ…そのまま苦しめ』
「い…いや…なんで…?違う…ゴースルお兄ちゃんは1人にしない…!」
物凄い泣き叫んでる
『まあ、もう見るのも飽きた。次は消そうかな』
「…あ…うぅ…」
『じゃあね、ネラリア…私の従妹…メモリーシャット』
静かに呟くと反響してる。
「…私は誰…貴女は誰?」
ふらつきつつ立つ
『私は貴女のお友達』
「…思い出せない思い出せない…嫌…なんで……!」
両手で頭を押さえて、膝から崩れ落ちてる
『ふふ…ごきげんよう』
スッと消える
「…あは…思い出せない…あはっ…」
涙を流しつつ、ネラの周りから紫のモヤが出てきてる
「…何も…思い出せない…誰…私は…誰?」
目に光消えている。