保花孤夢の一階に一冊のノートが置かれている。表紙をみると「N.R」とかかれている。
夢花「…カナ…」(そう呟き開く)
2021/○/○
私は保花孤夢で店主をしていると、私がネラリアの時に保護してくれたお姉ちゃんが来た。私は勿論、正体を隠してたの
だって、私はお姉ちゃんに会う資格なんて無かったから。そんな時に夢花がタイミング悪く、私の衣装(ネラリアが着ていた紫の衣装)を二階から投げてきた。それをお姉ちゃんに見られてしまった。凄く苦しかった。生まれ変わった事を知られたら…もっと悪化しちゃうんじゃないか…って。
2021/◇/◇
店を閉めた後、私は一人静かに泣いた。だって…余命宣告ってドラムお姉ちゃんが言ってたのを聞いたから。私の病が進行してなければ…こんな事にならなかったのかな?そうだとしたら、ドラムお姉ちゃん…ごめんなさい…。謝ってももう遅いのは分かってるの。
2021/□/□
もし、ドラムお姉ちゃんが「ネラの存在は要らない/目障り」と言われたら消えるつもり。と言っても…故郷に戻るだけ…そこでひっそり暮らす。でも…本当はドラムお姉ちゃんに「おかえり」って言ってもらって抱きしめられたかった。でも、そんな事は叶うはずがなかった。
私はそれ程最低な事をしたんたって…
やっぱり幸せに…なれないんだね。生まれ変わっても。
2021/△/△
ソムーノお姉ちゃん…アストラルお兄ちゃんはもうネラの記憶はない。だから…思い残す事なんてなかった。もし、ドラムお姉ちゃんもネラの記憶消えたら…天罰くらったんだね。私。もう…誰も会いにきてくれない。心を閉ざしてしまえばいいんだ。
それ以降のページは白紙だった。まるで、もう二度とカナからは会いに行かないと言ってるかのように。
だが、最後のページの中央にはこう書かれていた。「私はまだずっと皆と居たかった。でも…夢花以外は誰も私の正体をしっても受け入れてくれなかった。もう…いいんだ…夢花に進行を戻してもらう…」
まるで、誰か助けてほしいと言ってるかのように。涙の跡で滲んでた。
夢花「…ドラムさんに一応…渡しておこうか…例え…何があっても…カナは…それほど、大事にしていたんだ。ドラムさんの事」
カナリア「最後にドラムお姉ちゃんの顔を見たかったな…」