目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

神獣少女

リリ

[リリ]

キャラID
: CX350-618
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

リリの冒険日誌

2019-03-27 03:27:04.0 2019-05-31 19:31:23.0テーマ:その他

【ネタバレあり】Redress the world 3話 さまよえる怪物 その1

「ここがグレン城下町かぁー。すごい賑わいぶりだね」
 ”オーガ”という種族が統治しているここ、グレン城下町では、様々な種族が入り乱れ、大人数の声が聞こえてくる。その光景は、まさにこの世界で一番賑わっているといえるだろう。
 岩でできた壁、吹き付ける風、そのどれもが”オーガ”という種族のいかつさを醸し出している。
「カゲロウさん、グレン城にいるチグリ大臣という方が今回の騒動に関する依頼をしているようです」
「そっか、じゃあお城いこっか」
 そう言って私は、城の扉まで長く続く階段を上り始める。
「そういえば、カゲロウさんはなぜあんなところにずっといたんですか?」
「いや、ときどき家には帰ってたけどね? まぁ……」
 そう言い渋ると私の曖昧な返答に、すぐさま質問が返ってきた。
「『まぁ』、なんなんですか」
 シラヌイが怪訝な表情で訪ねてくる。
「あ、あれ……。なんでずっとあんなところに籠ってたんだろう。思い出せない……」
「お、思い出せないって、それ大丈夫なんですか」
 自分でも気付いていなかった封じられた記憶。
 それでも、私のモットーが明るく元気に、ということは変わらない。
「うーん、大丈夫なんじゃないかな」
「気楽ですね、カゲロウさんは」
 彼女の嫌味のような返答に対し、「深刻に考えてもどうにもならないって」と口にし、階段を駆け上る。
 走るときに生まれる風が、心地いい。
「カゲロウさんどうしたんですか、急に走り出して」
「シラヌイちゃん、ここまでおいで」
 質問を、挑発で返す。
 こういう深刻そうな話は嫌いだ。だからこんな時、私はいつも気を紛らわせようとする。
「……気楽ではなく、ただのバカでしたか」
 彼女は苦笑いして、ポツリと呟く。
「そんな言わなくていいじゃんかー」
 唐突に、シラヌイは駆け出し、私の隣に並ぶ。
 その後、少し空を見上げて、何か考えた様子を見せる。そして、答えがでたような感じで私に言った。
「ふふっ、バカはちょっと言い過ぎました。あれこれ考えてもどうにもできないのは事実ですし、今はチグリ大臣の所へとおもむくのが先決ですね」
「そうだよ、シラヌイちゃんも私の考えがわかったかな?」
 私は自信げな表情で尋ねる。
 しかし、その返答は、少し冷たいものだった。
「そんなことより、グレン城着きましたよ」
「そんなことよりってなにさー」
 彼女がガチャリ、と鉄製のドアを開けるのに続けて、私もドアを開け城の中へと入る。
 城の中の松明、岩をそのまま使用した天井、槍を持った屈強そうなオーガなどが、、ここはグレンを治める、バグド王がいる場所だと、威圧感を放っている。
 床に敷かれた赤いカーペットを辿り、王室の前まで来た私は門番のニドルフに話しかける。
「この先は バグド王がおわす 王座の間。
  我が国の英雄 カゲロウよ。
  王座の間へ 入りたいのか?」
 はい、と私は返事を返す。
「よかろう! 中へ 入られるがよい。」
「ちょっとカゲロウさん、英雄ってどういうことですか」
「私も知らないかな……」
 まだ私の知らない記憶があったようだ。
 それにしても行き先不安だが、なんとかなるだろう。私の自信はそう言っている。
「不思議な人ですね。カゲロウさんは……」
「あそこにいるのがチグリ大臣? ねぇねぇ騒動って何ー?」
 そう私が言い出すと、シラヌイは少し驚いた様子で言った。
「なっ、仮にも大臣ですよ? そんなに気軽に話すんですか……」
 大臣とはいえ、誰に対してもフレンドリーさは必要だ。気楽な友好関係こそが、一番楽しい関係だろう。
「おお。これは カゲロウどの!
  よいところに 来てくださいましたな。
  じつは おりいって ご相談したいことが。」
「そしてやっぱり大臣も気になさらないんですね……」
 シラヌイが不満を訴える。だが、”やっぱり”と言っているあたり、そこまで気にしてはいないのだろう。
「最近 このグレン周辺の集落で 夜になると
  見たこともない おそろしげな魔物が
  現れるというウワサが 流れておりましてな。
  真相を調べようにも わが国は 人手不足。
  ここは 人をやとって 調査を依頼しようと
  思っていたところなのですよ。
  魔物が出たというのは 獅子門の集落。
  そこにいる 目撃者から
  魔物について 聞いてきてほしいのです。
  もちろん 報酬も 用意しておりますぞ。
  どうか 頼まれてくださらんかな?」
 大臣の依頼を、私は快く引き受ける。
 久しぶりのクエストに、心が躍る。
「うん。それじゃ、獅子門行ってくるね」
「おお 引き受けてくださるか!
  さすがは カゲロウどの。
  いざという時 頼りになる ナイスギャル!」
 そんな大臣の言葉も聞かないで、私はお城を後
いいね! 5 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる