これ以上ない見事なフリで物語のスイッチを入れるだけのいけ好かないヤツ…
どクズ発言でおなじみのスネ夫なんだけど、わたしの大好きな映画では、少しはカッコいいところを見せてくれる。
のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)
冒頭から最高。
詳しくは言わないけど、もしもスモールライトで小さくなったら好きな食べ物のプールで思い切り泳いでみたいと思っていた私にとってまさに垂涎のシーン満載だし、なんといっても劇中でも流れる武田鉄矢の主題歌がまじ最高すぎる。このことだけでわたしは武田鉄矢をぜったいに嫌いになれない。
またこれは大人になるなってからわかったんだけど古今のSF映画のパロディシーンも随所にありニヤリとさせてくれる。
あと伏線の回収が子供にもわかりやすい!
未見の方はぜひご覧に。
そしてスネ夫。
え?これってスネ夫の成長物語?って思うくらい推されてる。
これも詳しくは言わないけど、このシーンをはじめて初めて見たとき、「ああぁ!!」って叫んでお父さんに笑われた記憶がある。
お調子者でぐう畜発言ばかりじゃない、やるときにはやる男の子の姿はカッコいい。
ぐう畜だけどいいところもあるよスネ夫!
ドラえもんって絶対に鬱病にならなそうなキャラばかりで読んでいてわたしは爽快感をめっちゃ感じる。
おかしいのは世の中だ!と、スネ夫のように宣ってもいいときはまちがいなくある。
年間3万人も自殺者が出る世の中じゃとりわけそう思う。
自愛が強いキャラとして描かれてるけど、強くてなにが悪いのよ?って、それくらい思って生きていくほうが楽しいはず。
自愛が強すぎたってぐう畜だってやるときにやれればいいじゃないの。
畜成分は少なめがいいけどw
今夜は、スネ夫の勇気に乾杯。
そして肝付兼太さんのご冥福をお祈りし、チューダーで献杯したい。