トルネコ「おや、そこにおられるのはがんだいさんですか?」
がんだい?「がんだい?誰と勘違いしてるか知らないけど、オッサン人違いじゃない?」
トルネコ「そ・・そうですな・・がんだいさんに雰囲気が似ていらしたのでつい・・申し訳ありません」
がんだい?「別にいーけど・・なに?ソイツも俺みたいなイケてるヤツな訳?」
トルネコ「・・いえ、がんだいさんは無骨ですが、男気溢れる屈強の戦士でして・・あなたとは・・」
がんだい?「ふーん。ま、どーでもいーけど。そういやオッサンこんな辺鄙なとこに出没する変り者の商人なんだろ?・・なんか売ってよ」
トルネコ「・・解りました。それではこちらを・・」
・・目の前のぶしつけな態度の冒険者に軽く眉を潜めるトルネコだった。
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がんだい(・・まさかトルネコさんに見られてしまうとは・・すまないトルネコさん、俺は・・)
心の中でトルネコに詫びる俺がんだいだったが、今のこの姿の俺が俺だと気づかれる訳にはいかない。
そう・・今はまだ・・
・・戦士がんだいの死まで、残り94日。