俺の名はがんだい、しがない戦士だ。
この頃、アストルティアでの旅も頭打ち・・いわゆるスランプというヤツだ。
屈強な戦士として戦ってきた俺でも、体を蝕む病には勝てない。
最近体調不良からようやく復帰し、そのことをほとほと痛感した。
・・やはり俺の目標とする人物の背中に追いつく事は難しい。
男が誰しもが追いつき、追い越す事を願う・・
親父の背中だ。
例えば迷宮でこんな背中に遭遇した時・・
俺はこの背中に何を思うのだろうか。
切なさ?郷愁?・・それとも哀愁?
この感情を表現する言葉を探すのは難しい・・
・・が、同じ背中を何度も続けて見せられた時、俺が感じる感情はたぶん・・
・・・・・怒りだ。
だが、どれだけ俺が怒ろうと、呆れようと、残念がろうと、この背中を越える事は難しいだろう。
・・男が親父に追いつく事が困難なように・・
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(要約)
・・また香水使ってカンダタかよ~ガクッ。