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孤高の戦士

がんだい

[がんだい]

キャラID
: GK802-036
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: 戦士
レベル
: 131

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がんだいの冒険日誌

2021-07-28 01:30:07.0 2021-07-29 01:09:17.0テーマ:仲間モンスターじまん

密談13

アストルティアのとある場所。

がんだい「むう・・」

ハオウマル「なんじゃい、シケたツラァしとるの」

俺はハッと気づく。 がんだい「お前か・・」

ハオウマル「ガッハッハ!随分と辛気臭い顔をしとるもんでの、つい声をかけてしもうたわい」

コイツの名はハオウマル。
とある時代劇風格闘ゲームのキャラの名を冠した俺の仲間モンスターの1人だ。

がんだい「辛気臭いは余計だ」

ハオウマル「で?な〜にを考えとるんじゃ、がんだい殿」

がんだい「・・装備がな」

ハオウマル「ん?」

がんだい「お前たちが使う装備がな・・」

ハオウマル「装備が・・どうしたんじゃ?」

がんだい「例えばお前の使っている武器、オノだろ?」

ハオウマル「おう!ワシの得物はコイツじゃあの」

がんだい「そう、お前はオノ使いだ。それはそれで都合がいい。なんせ俺の本職はオノ戦士だからな」

ハオウマル「ふむ」

がんだい「お前の装備は俺の装備を並行して使用できる、だが他のヤツの装備がな、どうしても用意するには限界がある」

そうなのだ、最近増えに増えまくった俺の仲間モンスターにあてがう装備・・それは間違いなく俺のアイテム袋や倉庫を圧迫している。
戦士や遊び人に使える装備を纏えるモンスターならありがたいが、普段使わない装備しか纏う事ができない仲間モンスター・・これには少し困っていた。

ハオウマル「なるほどのう」

がんだい「戦士やそれに追随する近接的な職の装備なら俺も用意したいが、魔法使いや賢者といった、肉体派でない職の装備はな・・俺も使わないし・・」

ハオウマル「なんじゃ、ちゅーことは後悔しとるんか?装備が併用できない仲間をスカウトしたことを」

がんだい「そういう訳では・・」

ハオウマル「ま、ワシはがんだい殿と装備を共有できるんで、なんの不自由もないがの」

そう、みんながみんなコイツのように装備を併用できる訳ではない。
買う事はあまり考えていないが、敵から貰う装備とて、アイテム欄を圧迫することには変わりない。

ハオウマル「装備と言えば・・がんだい殿はやたらとハイカラな服ばかり揃えておるのう」

がんだい「うっ・・」

ハオウマル「ワシが言う事でもないと思うがの、ほれ・・しょっぷなるもので購入した、あの実用性のない派手な服の数々・・あれを整理すればいいんでないかの?」

がんだい「そ・・それは・・」

ハオウマル「例えばこれ・・なんじゃ?女物の肌着など・・」

がんだい「それはダメ!シュメリアブラウス!・・一応色塗って男でも着られるようにしてるし」

ハオウマル「これは・・なんじゃ?ももんじゃの被り物・・?」

がんだい「それもダメだって!エージェントマスクと合わせるといいドレアになるんだからな!」

ハオウマル「やたらと和風の鎧や着物が多い気がするの」

がんだい「これらはもっとダメ!和のドレア大好きなんだからな!」

・・・・・・・

ハオウマル「なあ、がんだい殿」

がんだい「な・・なんだよ」

ハオウマル「そもそもワシらの装備が用意できんっちゅーのは、オヌシの無駄遣いが過ぎるせいではないのかの・・?」

がんだい「む・・無駄じゃない!みんなちゃんと着てるし!」

ハオウマル「・・ハァ・・ワシらとしちゃ、着る装備よりも『使える』装備を集めて欲しいもんじゃがの・・」

そう言うと、呆れたようにハオウマルは去っていった。

がんだい「・・無駄・・かなあ・・」

俺の声は虚しく虚空へと消えていった・・
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