オレはドローニ。ジョンさくにスカウトされたパペットマンだ。
だが、スカウトされてから全然オファーが来ないのだ。
オレはそのことについて、似た立場のキメまると話していた。
コイツはヒーラーがすでに2匹もいる上、ルーラストーンも足りているので
全然オファーが来ないのだ。
ドロ「なんでご主人はスカウトしたのにオレを使ってくれないんだ?」
キメ「ご主人は魔戦メインだからな。電池役としてかぶっちゃってるのさ。」
ドロ「うおおお!オレは電池だけじゃない!ショータイムでデバフもできるんだぞ!」
キメ「まあまあ、オレたちは影が薄い仲間。仲良くしようや。」
そんなことを話していると見慣れない顔がいた。
ピケ「新入りの、いたずらもぐらのピケラーっす。」
ドロ「いかにもレアカラー券を使いますって感じの名前の奴が来たー!
オレは変えてもらってないのに!」
キメ「まあまあ、ご主人はついついモンスター同盟を後回しにしていて、
まだやってないから大丈夫さ。」
ドロ「いや、このままではまずい!せめてモンバトで活躍しなければ!ご主人の
イン時間も減るみたいだし、日課で忙しいご主人に代わってランクアップ試験に挑むぞ!」
キメ「どうしてだ?」
ドロ「ランクアップ試験ではMPが回復しないらしい。つまり、オレが活躍できるぜ!」
キメ「よし、オレも行こう!今度のクラスは痛恨祭りらしいからヒーラー×2で安全だろう!」
すると、どこからともなく声が聞こえてきた。
??「話は聞かせてもらったぞ!」
声の主は、ジョンさくが初めて仲間にした、スライムのスライティア嬢だった。
ドロ「スラ嬢には関係ないよな?」
スラ「そんな事は無いぞ。ワラワは育成が終わってしまったから、最近は連れまわしてもらえぬ。
日誌だってスラべぇに出番を取られておるし、これから不遇になるであろう!」
ドロ「キノコ・バイキ・スタンプで雑魚を駆逐する駆逐モンが何を言うか!」
というわけでオレは、キメまると新入りのピケラーを連れて試験に挑んだ。
ドロ「来いよ、アトラス!武器なんか捨ててかかってこい!」
そして見事、Cランクに昇格したのだった!
ドロ「見たか!これがオレの力だ!」
ピケ「まさか、装備盾、アクセ、バッチのみ、未転成で勝てるとは思わなかったっす。」
キメ「ここまで来ると自分の才能が恐ろしいな!」
ドロ「よし、これでオレたちにもオファーが来るはず!」
スラ「だが、日課とするには時間がかかりすぎじゃ。それに、電池も
ガラクタボックスのおかげでほぼ無用じゃったろうが。せめて攻撃するなりしないと
実践級には程遠いぞ。」
ドロ「え」
ドロ「さ空、早く育ててくれーーー!!!」