『えー、バージョン5がリリースされて1週間経ちましたが、皆さんは楽しんでいますか?
本日は街行く若者にバージョン5の感想を聞いてみたいと思います。』
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『はい、世界一お洒落な街赤羽に来ています。早速若者にインタビューしてみようと思います。すいませ~ん。』
「あー?なんだ、てめー!」
『あ、私実写版サザエさんのうきえさん役のエデルと申しますが…』
「あー?何でうきえさん役を男がやるんだよ!歌舞伎かよ!」
『まあまあ、それよりちょっとインタビュー宜しいですか?』
「めんどくせーな!何だよ?」
『ドラクエ10のバージョン5はもうプレイされましたか?』
「ドラクエのバージョン5?…ああ、嫁さん選ぶやつか。懐かしいな。」
『いえ、そっちの5ではなく…。』
「俺よー!ビアンカが大好きだったんだけどよー!結局フローラを選んだんだよ!」
『それはどうしてですか?』
「バカヤロー!俺なんかと一緒になっちまったら、ビアンカが不幸になっちまうだろーが!愛する女を不幸には出来ねーよ!」
『ああ、なるほど…。』
「だからこそ、敢えて身を引いたんだよ!
この世に1つくらい、そういう恋があってもいいんじゃないかな…。」
『何かっこつけてんですか?』
「うるせーよ!ほっとけコノヤロー!」
『ではフローラなら大丈夫だと?』
「バカヤロー!この世の大半の悩みは金で解決するんだよ!それに…」
『それに、何ですか? 』
「金がありゃ、仕事しないでパチンコいけんだろーがよ!」
『純情な奴かと思いきや、まさかのくずだった!』
「バカヤロー!俺は宮迫でもぐっさんでもねーよ!」
『そのくずじゃねーよ!』
ディレクター「エデルさん、次行って!時間ない!」
『あ、はい。では他の人にも。すいませ~ん。』
「あ?何だてめー!」
『私、実写版サザエさんのうきえさん役のエデルと申しますが…』
「あー?何でうきえさん役を男がやるんだよ!歌舞伎かよ!」
『まあまあ、ドラクエ10のバージョン5はプレイされましたか?』
「あ~?ゲームなんかどーでも良いんだよ!何で最近京浜東北線は毎日遅延してんだよ!!ふざけんなよ!」
『いやいや、そんな一部の人しかわからない話は…』
「バカヤロー!横浜から大宮に住んでる人からしたら、他人事じゃねーんだよ!」
『そーですね。』
「毎回電車が遅延するせいで授業開始の20分前に登校出来ねーんだよ!」
『それは大変だ』
「クラスで飼っている金魚に餌をあげられねーんだよ!」
『まさかの生き物係!金魚飼っているんですか。良いですね。』
「そーだよ!ちゃんと名前も俺が付けたんだよ!」
『おー!何て付けたんですか?』
「ぎょぴちゃんだよ!」
『ぎょぴちゃん…。もしかして空を飛んで、色はピンク色なんですか?』
「はあー?空飛ぶピンクの金魚がいるかよ!アニメかよ!」
『し、失礼しました。』
「ったく、こっちは真面目に答えてやってんのによ…」
『そうですね。因みに将来の夢は何ですか?』
「元気予報士に決まってるだろ!」
『アニメじゃねーか!』
「アニメじゃねーよ!ちょうちょ結びの高気圧がてめーのハートに接近中だぞ!」
『意味がわかりません…。』
「何でも良いから頑張れよ!明日も花丸元気印だよ!」
『わかったよ!ありがとうございます!』
ディレクター「はい、お疲れ~。」
『お疲れ様です。いや~、やっと帰れますね~。』
ディレクター「あ、京浜東北線遅延してるよ」
『ふざけんなよ!』