エデルの冒険日誌

司会「皆さんこんにちは!第３回えでちゃんねるの時間が始まりました。」


エデル『明けましておめでとうございます。』


「まだ明けてません！」


『失礼！そうでした（笑）』



「いやー、エデルさん。もう年の瀬ですよ。」


『早いですね～。』


「そうですよね。さて今回は年末と言う事で、今年一年を振り返ってみたいと思います。」


『宜しくお願いします。』


「エデルさんが、今年驚いたとか感動したとかの出来事をランキング形式で発表して頂きます。」


『いや～、ランキングにするのは難しかったな～（笑）』


「それは楽しみですね～。では発表お願いします！」

『では、まず第一位から！』


「え？ちょっと待って下さい！」


『はい？どうしました？』


「いきなり一位からだと盛り上がりませんよ。まずは下の順位から発表して下さいよ。」


『え？下からいきますか？』


「はい、その方が番組的にも盛り上がりますから。」

『わかりました。では第485位の発表です！』


「え？今なんて？」


『485位の発表です。』


「いやいや、そんなにランキングしたんですか？」


『はい！お風呂でずっと考えてたら、弟に早く出ろよと怒られてしまいましたよ。あっはっはっ』


「聞いてません。てかどんだけ感受性が豊かなんですか…。」


『感受性が豊かじゃないと、周りの人に小学生みたいですね！なんて褒められませんよ。』


「それは褒めてません…。」


『今年も色々ありましたからね～。これでも削った方なんですよ？』


「エデルさん…。念の為にお伺いしますが、えでちゃんねるの放送時間って何分なのかご存知ですよね…？」


『え？いや、知らないですけど３０分くらいじゃないんですか？』


「…２分です。」


『みじかっ！』


「そうなんですよ。」


『もこずキッチンより短いじゃないですか！』


「オリーブオイルを入れる前に終わっちゃいますね！」


『え？じゃあ前回まではどんな風に放送されてたんですか』


「ほぼカットしてました。」


『ひどっ！！』


「ですから485個も言う時間はないんです。」


『そんな～。一生懸命考えたのに…。』


「なのでベスト3の発表をお願いします。」


『3つだけか…。』


「ほら２分しかないんですよ？」


『はい、わかりました！では第3位の発表です。』


「お願いします。」


『第３位は、映画のドラゴンクエスト　ユア・ストーリーが微妙だった事でーす！』


「あの…エデルさん。」


『はい？』


「ユアストーリーは去年の映画ですよ？今年じゃないです。」


『…。』


「…。」


『つ、続きまして第2位！』


「…。」


『ずっとモヤモヤしていた謎が解けた事です！』


「なんですか？謎って」


『昔、武富士って言う消費者金融のCMで沢山の人がダンスをしていたのですが、ご存知ですか？』


「あ～、懐かしいですね。レオタードを着た人達がダンスしていたやつですよね？」


『そうそう。それです。』


「そのCMの何が謎なんですか？」


『あのダンスしている人達って、武富士の借金を返せなくて強制で踊らされてるんじゃないのか？って噂があったんですよ…。』


「…それで？」


『でも実はオーディションで決めてただけらしいんです！』


「…それで？」


『めっちゃびっくりしました♪』


「それだけ？」


『それだけ♪』


「はい、それでは今回のえでちゃんねるはここまで…」


『ちょっ！まだ一位の発表が残ってますよ！！』


「いや、どうせくだらなさそうなのでカット。」


『いやいやいやいや、お願いだから聞いて下さいよ～（泣）』


「えー…」


『一生懸命考えてきたんですから～（泣）』


「わかりましたよ…。発表どうぞ！」


『よっしゃああああ♪』


「良いから早く言って！」


『第一位は！！』


「…。」


『デデデデデデデデデ♪』


「ドラムロールの声真似しなくて良いから…。」


『デデデデデデデデデ♪』


「しつこい！」


『ヤフオクで足用マッサージ機を落札したけど、痛すぎて一回しか使ってない事で～す♪』


「…それでは本日はここまでです。皆さん良いお年を～！」


『え？ちょっと待って！スルーなの？』


「はい。お疲れ様でした！」


『私のランキングは放送されるの？』


「3つだけか…以降の台詞は全部カットです。」


『1個も言えてないのかよ！』