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聖守護者の導き

ハヅキ

[ハヅキ]

キャラID
: JG674-361
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 僧侶
レベル
: 111

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ハヅキの冒険日誌

2014-04-27 01:01:56.0 テーマ:その他

【DQX二次創作小説】いろいろさいきょーな少女がアストルティアに迷い込んだ話

 日本のある日。

いつも通りの帰り道で私は不運にも
    その異様なものに気がついてしまった。

あるいは
 幸運だったのかもしれない…


【いろいろさいきょーな少女がアストルティアに迷い込んだ話 1話】



 この世は、良い意味でも悪い意味でも平凡である。


小説や漫画のように、名前を書くだけで人を殺せるノートが
存在するわけでもなく

未来から来た青狸がダメ少年を公正するということも
あったりしない。

ごくごく平凡で、変に刺激さえ求めなければ、
さいきょーに暮らしやすい世の中だろう。

しかしそんな世の中だからこそ
私は日常をほんのちょーっとだけでも
刺激的に・・・ 面白く生きようと生活している。

私はその日もいつも通り、大学からの
帰り道を自転車で飛ばしていた
\ヒャッホーイ/

しかし、見慣れない光景が
私の視界に入り込んだのだ
      森がある

昨日まで、ここに森なんてなかったハズだ

しかも洞窟まである。
この辺にトンネルを作る予定などない

コレだけでも十分変だろう
しかし、極めつけにその洞窟の周辺が紅葉していた。

季節は春、生き物が活動を再開する出会いと別れの季節だ

絶対になにかおかしい

この平凡な世の中で少しでも変わったことがあったら
飛びつく。みなさんもそうではないだろうか?

その先には、良くも悪くもいつもとは違う
辺鄙なことが待っているからだ。

自転車を止め、意気揚々と洞窟を潜り、
森の中へと進んだ


森の奥はより一層季節外れな光景が広がっていた

落ち葉が一面に敷き詰められ
歩くたびにガサガサと音を鳴らす

まるで別な世界に来たかのような
錯覚を起こさせる

ガサガサという音に反応したのか
足元から蝶が飛び立った

その蝶は虹の羽根は虹色だった

そのせいか、自然と蝶に目が行った

目の前を弱々しく飛ぶ虹の蝶

そこらへんにヒラヒラと
飛んでいるような蝶ではない

そもそも紅葉なのだ、秋から蝶は連想できない

紅葉の中を飛ぶ虹の羽根の蝶は
とても幻想的だった

その蝶は森の奥へと進んでいく
私はその蝶に誘われるかのように森の奥へ

道がだんだん形を成さなくなっていたが
蝶を追いかけるのに必死で気にならなかった

いつの間にか走り出していた
この蝶の向かう先にはとても面白い場所がある
そんな気がした


道と呼べるものは既に無くなっていた

でこぼこの地面を蹴り、邪魔な枝を折り
長く伸びた草をかき分け

そして、


     迷った。 今更ながら我に帰ってみると
周囲に先程までの見事な紅葉はなく

代わりに怪しさ満点な光景が広がっていた
鬱蒼と木々が茂っており
まだ昼だというのに薄暗い

なんだかカラスの声でも聞こえそうな
絵に書いたような魔女の森のようだ

ヤバい
今更ながら焦ってきた

非日常的な状況は大喜びの私だが
ある日迷い込んだ見知らぬ森のなかで
生涯を終えるなんて面白みのないストーリーは
願い下げだ

私はこういう時にどうすればいいのか
簡単な攻略手段を知っている

「適当に歩いてみる」という
ゲームにおける最適な手段である

近くに川も磁石もない

こんな状況では適当に歩いてみる他に
手はないだろう。やんぬるかな

そう思っていると人型の生き物を発見した

急いで近くに行ってみると黄色い服を着た
何かだった

まさかこの方も迷子というオチではないだろうな

「そこの君、ちょっと訊きたいことがあるんだけど」

黄色い服に紫色の枕を持った、肌の黒い方に
私は話しかけた。
日本ではなかなか見ないファッションだ

その方は振り向いた
背の低いとても可愛い生き物だった

口に人間の腕をくわえている点を除いては

たしかこんな姿だった気がする。↓ 「うわっ…」

私は言葉が出なかった
頭が真っ白になったからだ

この生き物がくわえているは、どう見ても元人間で
腕の形をしアメとかじゃぁないのは明らかだ

これがお菓子なら、私が知らない間に
お菓子は随分と様変わりしたことになる

ダメだ、この生き物とは会わなかったことにしなくてはならない
何故なら日本の平和な昼下がりに似つかわしくないからだ
「お食事中でしたか。
  失礼しました^^それでは。」

頭が真っ白なせいか、どこか間違えたセリフを
吐いてしまったかもしれない

くるりと向き直り、颯爽とその場を立ち去ろうとすると
後ろから袖を引っ張られ、私は立ち止まってしまった

生き物はぼとり、と元人間を食べこぼし
私の視線はその腕に注がれた

そして、そいつはニヤリと笑って
私にこう訪ねた

「お前は、…食ってもいい人間か?」

           to be continued…
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