マージは母になりたかった…
愛する人の子供を産みたかった…
でも、マージのその願いは叶わなかった…
悩みというものは、例え解決策がないとしても、それを打ち明けるだけで楽になれたりするが、
マージは自分一人だけで悩んでいた…
それは、ハイドレメンバーの最年長である自分が、仲間に弱いところを見せたくない、という部分が大きかったかもしれない。
最年長ということもあり、メンバーの中で最もオトナっぽいと言われているマージだったが、
マージには、みんなに秘密の行為があった…
ベッドルームに置いてある3体の人形に『バート』、『リサ』、『マギー』と名付けて、おしゃべりをしているのだ。
好きな人の子供を産めた人は幸せだ…
夜、いつもマージは、3人に「来世は本当の親子になれますように…」と祈りの歌を歌うのだった…
こんなマージの姿を滑稽だと笑う人はいるだろうか…?
マージの夢はいつか必ず叶うと思う…
それがいつかはわからないけど…
次回予告!
縁という引力は、自然に無数に存在し、偶然ではなく、必然的に訪れる…
それが来世なのか、明日すぐなのかは、誰にも分からない…
幸福というものは蝶みたいなものなのかもしれない…
今は蛹の中にいる幸せたちよ…
いつか我が羽を開き、
我を舞わせておくれ…
人形遊びの後は、決まってポエムタイムとなるマージ。
そして、書き終わるとようやく現実に戻り食事をとるのだった。
次回、母の祈りの子守唄!
『メガ盛り丼4人前!』
をお楽しみに!
※と言いつつ次回はありませんw