シーラは入院後、どんどん痩せていった…
薬の副作用で髪もたくさん抜けた…
ハイドレメンバーやマネージャーがお見舞いに行くと、
明るい表情で、
「ダイエットの手間が省けて、ほんと楽ちん!d(^_^o)」
とか、
髪がないと寝癖もないから楽ちん!d(^_^o)」
とか、笑って言ってたんだけど、
みんなの相談役、マージが一人でお見舞いに行ったとき…
シーラ「………」
マージ「どうしたの…?」
シーラ「わたし、死にたくない…
メイはまだ小ちゃいから、わたしがいないとダメなのに…」
※メイ=シーラの子供
マージ「ねぇ、シーラ、よく聞いて…
わたしね、シーラのこと、ずっと羨ましいって思ってた…
見て、この子たち…
わたしの子供…」
マージは泣きながら3体の人形をシーラに見せた。
シーラ「マージ…」
マージ「他人に紹介するのは、あなたが初めて…
わたしだけの秘密だった…
メイは心配いらない…
あなたの子だし、
わたしたちハイドレの子とも言えるし…」
シーラ「うん…
マージ、今日はありがとう…
わたし、覚悟ができた…
あと何日、生きられるか分からないけど、ベッドの上でできることを最後までやってみるよ…」
マージ「うん…
シーラ、ありがとう…
わたしの子供たちを紹介したとき、正直、笑われるかもとか思ってた…
笑わないで聞いてくれて、
ほんとにありがとう…」
この2週間後、シーラは息を引き取った…
たった2週間だけだったけど、
マージは初めて自分の秘密を教えられたことが嬉しかったし、
シーラもみんなが姉のように慕って寄りかかってたマージが、実は一人で悩みを抱えていて、自分にだけ、それを打ち明けてくれたことが嬉しかった。
次回予告!
30年後…
メイはホグレーツ音楽院の講師となっていた。
さらに、メイの親戚が入学。
そして、バートという子も入学。
とっても長いパトリシア・パーム校長のお話が終わり、
新入生の自己紹介が始まる…
次回、虹の子供たち!
『メイの姪に当たります!』
をお楽しみに!
※と言いつつ次回はありませんw