ブギーの冒険日誌

(脱線注意報)

漫画家 富樫先生 作
「HUNTER×HUNTER」

ハンター協会の
ネテロ会長

彼は 己の 肉体と武術に
限界を 感じた

そして 彼は
ある 感情に 包まれる

それは
感謝

今の 自分が あるのは
全て 武道の おかげであった

恩恵を 少しでも 返そうと
彼は

1日
1万回

感謝の正拳突き
を 始める

打っては
祈る

1日
18時間

冬の日も
春の日も
夏の日も
秋の日も

毎日
欠かさず 続けた

何年
経っただろうか

ある日
彼は 気づく

1万回
打ち終わっても

日が
暮れていないのだ

そして
祈る時間が 増えた

山を降り
彼は 道場に向かった

師範と 弟子が
見守る中

両手を 合わせ
祈り

正拳突きを
放つ

その
拳は...

音速を
超えた!

...
ブギーが
せいけん突きを
習得したのは 2012年8月2日
冒険開始の 初日です

かくとう
最古参の 一人です

MPパッシブ(+10等)も 無く
戦闘終了後 MP回復効果のある
アクセサリーも 持っていなかった
時代です

せいけん突きは
特別な 機会にしか
打てませんでした

その後
MPパッシブも 取り
アクセサリーも 入手し
打つ 機会が 増えました

ですが
やはり 私にとって
特別な技であり

切り札的な
必殺技的な
扱いで 打っていました

1.1時代
ばくれつけん の
かいしん率が 大幅に上昇しました

かくとうは
ばくれつけんを 打っていれば 良い
そんな 風潮(?)でございました

わざわざ
せいけん突きを
打つ メリットは ありません

ですが
やはり 私には
せいけん突きは 特別でした

ばくれつけんと
せいけん突きを
交互に打つ

爆裂正拳という
独自の 技を 身に付けました

1.4時代
ばくれつけん が
大幅に 下方修正されました

以来
かくとうで 戦う
冒険者は 激減しました

それから
1年 数ヶ月

この様な 状況になっても
ブギーは かくとうで
戦い続けました

ばくれつけんよりも
せいけん突き

その思いは
さらに 強くなり

せいけん突きを
多用するようになりました

周りを
見渡してみました

かくとうで 戦う人は
見受けられませんでした

もう 格闘家は
絶滅に 近いのかも
知れません

ましてや
せいけん突きを
好んで 打つ人は
もう いないのではないか...

私
以外は...

ブギーは
今日も 打つ

せいけん突きを!

つづく...