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風乗りの守護者

シルビア

[シルビア]

キャラID
: ZT627-935
種 族
: エルフ
性 別
: 女
職 業
: 賢者
レベル
: 125

ライブカメラ画像

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シルビアの冒険日誌

2014-09-24 22:28:24.0 テーマ:フレンド

ごばくさんの話し

エアフレから手紙が届いた。
送り主はごばくさん。

ごばくさんというのは私が勝手に心の中で呼んでいた愛称で、
とにかくチャットの誤爆が多かったことに由来している。
初期はチャットに誤爆防止機能がなく、
リストの上に出ているフレにチャットを誤送信しがちだった。
私にとっても3番目か4番目にフレになった人だ。

ごばくさんとは誤爆のついでに話しているうちに多少親しくなり、何度か遊んだこともあった。
幸か不幸か、防止機能が導入されてからぴたっと誤爆が止み、すっかり疎遠になってしまっていた。

私は手紙が届いたとき別のことをしていたから、開封を後回しにして、
翌日に手紙を読んだ。
引退の挨拶の手紙だった。
フレリストを見て思わず、あ……と小さく声が漏れた。
いつもリストの上の方に表示されていたごばくさんのキャラアイコンがなくなっていた。
キャラデリ済みだった。

手紙の内容は丁寧な別れの挨拶で、最後に添えられた言葉が印象的だった。
「ティアのNPCに生まれ変わりたい○○○より」
ごばくさんは本当にアストルティアを愛していた。
だから、2年以上遊んだキャラを消すとなったときに自然に出てきた言葉なのだろう。
キャラクターが消えないで生まれ変わって欲しい、
そしてずっとこの世界の一部となって生き続けて欲しい……
時が経つほどにごばくさんの最後の言葉が心に沁みてきて、
私はしばらくやるせない気持ちで機械的に日課をこなした。

手紙がくる一週間程前だろうか?
ごばくさんから郵便箱一杯のSP福引券が届いた。
「こんばんは。SPありがとう」
私はここまで打ったがエンターを押すかわりに一番左上のキーを押した。

さらにその前、いつも4人で組んでいるごばくさんが、
一人でいることが多くなっていることに気付いた。
「こんばんは。お久しぶりです、お元気ですか」
この時も私は実際に言葉をかけることはなかった。
私が自分で作った取るに足らないルールに囚われていたからだ。

郵便箱一杯のSPを送るにはお出かけツールを使ったとしてもそれなりに手間と時間がかかったはず。
その間どんな気持ちだったのだろう?
少しは私と遊んだ時のことを思い返してくれただろうか?

貰った手紙を見返すとごばくさんの住所が書いてある手紙が残っていた。
住宅村とハウジングの実装当時はこうして互いに住所を手紙でやりとりしたものだ。
住所は林道2ケタ丁目の3番地だ。
土地は既に他人の手に渡っていて、更地の状態だった。
そういえば、家の外装を作るため、一緒にとうろうへいからつけもの石を盗んだんだった。
記憶が呼び覚まされる度に、最後に一言交わしたかったなという思いが強くなった。

私は2周年で日誌に書いた通り、別れが悲しいことだとは考えていない。
別に引き留めたかったわけでもない。
ただ、あの時エンターキーを押していれば、手紙をすぐに読んでいれば、
別れの挨拶ができたのかもしれないと後悔している。
若葉の精霊を手伝った初期フレの引退はやはり寂しい。

ごばくさんはいなくなってしまった。
でももし、寝落ちするNPCがアストルティアにいるとすれば、
それはきっとごばくさんが生まれ変わった姿に違いない。
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