ちーまめの冒険日誌

私の名前はちーまめ。

とある会社で経理担当を務めるキラキラ美女OLよ。

私は会社にほぼ毎日自分で作ったお弁当を持っていきます。

お弁当はおかずとご飯が別々の入れ物に入れてあってご飯は冷凍してます。

今日も会社へお弁当を持っていき、出社してすぐおかずは冷蔵庫、ご飯は冷凍庫へ入れた！

それから午前中の業務は何事もなく進み、いよいよランチの時間…

私は冷蔵庫と冷凍庫にそれぞれ入れていたお弁当達を取り出そうとしたのです。

おかずを取って…さて冷凍ご飯を温めますかーっと

……………！？ない…米がないだと…？

朝、確かに入れたはずのご飯がない！！

冷蔵庫の至る所を探してみるけどやっぱりない…
他の社員さんにも聞いてみたけど分かる訳もなく…

休憩室に先にいた社員さん達は「休憩室には俺ら以外は先に入った様子はなかったよー」と

ええええ…まじか…なんで米だけ消えるねん…

私が米がなくて騒いでしまったのでみんな「どした？」と集まって来てしまった…

「誰か間違って持っていったのか？」

「他の部署のやつあたってみるか？」

「○○さん(食いしん坊)食べたんじゃねえのか？」
○○さん「ええ！俺ぇぇ？」

ガヤガヤ…

一緒にまめの米を探そうとしてくれた後輩先輩上司の皆様。

しばらく探してふと私が洗い物のカゴに目を向けた。
…………！？これは………！！

そう、まめが米を入れていた入れ物が入っていたのです。しかも洗いたてなのかしっとり水滴が付いている…

皆「まだお昼休み始まったばかりだぞ！？」
  
 「犯人は早弁したのか！？」
 
「Aさん(社内で食べるの早い人)ですらまだ食べているっていうのに！？」

くそう、米だけ食べられてる！！！
なんで米だけなんだよ！！！
普通自分の弁当間違えます？？
入れ物の特徴とか覚えてますよね？？

悔しいよう………
まめは空になった入れ物をそっと回収し探してくれたみんなに向け、

「見つかりました…お騒がせしました。ありがとうございました」

悔しさとお昼がおかずだけになった悲しみで泣きそうな顔を隠し、お礼を言いました。

皆は空になった入れ物を見て

上司「代わりのお昼とかあるの？？」

イケメン先輩「カップ麺あげようか？」

後輩「ヨーグルトありますよ！食べてください！」

早食いのAさん「食べる？(たべかけのおにぎりを差し出す)」

みんな優しい…
でも私は全て気持ちだけ受け取り頂くことはしませんでした。
だって申し訳なくて美味しく食べられなさそうだもの。

私は残ったおかずのお弁当だけ持って休憩室へ行くのでした。


                                 次回へつづく