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紅蓮の羅刹王

マユラ

[マユラ]

キャラID
: HF944-321
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 武闘家
レベル
: 138

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マユラの冒険日誌

2026-03-08 13:52:07.0 テーマ:その他

ウェナの碧い海と蒼穹の執事

5 魔装、その新たなる可能性①

 早朝、身支度を整えたセバスが自室の執務机に書き置きを残す。何かを決意した彼の瞳には、強い意志の輝きが宿っていた。
 傷ついた魔装はエリミリアの手によって完全に修復されており、自身の体調も万全である。その脳裏には、自分が向き合わねばならない過去の脅威が蘇っていた。
 かつてセバスが執事として仕えていた機甲戦団ガイデスの首領、メギウス。極めて優秀な魔導技師でもある彼こそが、アズール・プルミエとしての魔装を開発した張本人である。その類稀なる知性や技術力、そしていざとなれば自身も前線に立つ行動力。セバスはその全てに敬服し――そして、畏怖していた。
(マスター・メギウス……もう二度とお会いすることはないと思っていた。だが、もう過去から逃げてばかりはいられない時が来たのだ)
 そして、新たにゼーエンを加えた三幹部。それまでは〈蒼翼のセバス〉と呼ばれ裏社会で恐れられていた頃の自分を含め〈緋炎のジンオウ〉〈白夜のシキョウ〉――これが、かつての戦団三幹部であった。
(ジンオウさん……今の私が正面から戦えば、彼に勝てる可能性は極めて低いと言わざるを得ない)
 鍛え抜かれた肉体、天賦の才能からなる烈火の闘気――惜しむらくは我流であるが故に、それらの大半が宝の持ち腐れとなってしまっているところか。その上でなお、魔装状態の自分よりも生身のジンオウの方が遥かに強大であると、彼は冷静に分析していた。
(そして……シキョウ。自らを〈外道衆〉と称する、底知れぬ恐ろしさを秘めた闇の天地雷鳴士)
 般若の面に隠された素顔は最後まで見ることはなかったが、その力は幾度となく戦場で目の当たりにしてきた。特に彼が呼び出す幻魔〈暗黒千夜フウジン〉〈暗黒千夜ライジン〉による血なまぐさい虐殺の光景は、今でも悪夢に苛まれるほどに焼きついて離れない。
 どちらも相対すれば、命の保証は何処にもない恐るべき強敵である――そう、今のままでは。
 自身が行うべき第一歩を踏み出そうと、セバスが自室を後にしようとしたその時、
「ん〜……もう行くのねぇ、セバスちゃん」
 背後の誰もいないはずの簡素なベッドからもぞもぞと気配が動き、寝起きの甘ったるい声が聞こえてくる。普段は冷静沈着なセバスもこれには驚きを隠せず、思わず後ろを振り返ると――そこにはシーツで豊かな胸元を隠した、一糸まとわぬ姿のエリミリアがベッドから体を起こしていた。
 もしかして、自分はまだ夢を見ているのか?……そう思ったセバスが視線を前に戻し、そして再び振り返ってみると、今度はいつもの魔女スタイルのエリミリアがベッドに腰掛けて鈍色の左脚を前に組み、蠱惑的な笑みを浮かべていた。
「……何故、私の部屋に?」
 眼鏡の位置を直しつつ、努めて冷静にセバスが問う。エリミリアは魅惑の笑みを崩さないまま、
「あらぁ、つれないことを言うじゃなぁい……昨夜はあんなに激しく盛り上がったのにぃ〜」
「それは違う意味でのお話ですし、それに私の部屋へお招きした覚えはないのですが」
 真面目に返すセバスを前に、今度はさも可笑しいと言わんばかりに魔女がけらけらと笑い出した。
「アハハハ、ごめんなさいねぇ〜。私も疲れちゃって、つい勝手にお泊りさせてもらっちゃった♪」
「はぁ……」と頭を抱えんばかりのセバスだが、同時に昨夜の決意を振り返ることで、静かなる闘志は更に燃え上がらんとしていた。
 
 ――昨夜、プクリポリタウン大広間。
 魔装展開したセバスの隅々をチェックし終えたエリミリアが、ふぅ……と息をついて立ち上がる。
「……よし、補修完了。今回はさっきのキラーマシンから回収した装甲板と、奮発して手持ちのナドラダイト鉱石で何とか間に合わせておいたわ」
 特殊な工具を手提げ籠にしまいながら、眼前の魔女は最終チェックに入ろうとしていた。
「後付けの素材がちゃんとリンクしてるかどうか、もっかい魔装展開までやってみてくれる?」
 頷いたセバスが、魔装を一旦解除する。そして――「魔装展開!」
 再び身にまとわれた魔装は、まるで生き返ったかのような蒼穹の輝きを湛えている。今回の修復が問題なく成功していることを確認し、セバスは改めて魔装を解くのであった。
「何から何まで、本当にありがとうございます。これで再び、彼らと戦えます……!」
「んっん〜……可哀想だけどね、次やったら君、死ぬわよ」
 セバスとて決して彼我戦力差を理解していないわけではない。が、いざ死の宣告を突きつけられると、途端に自分が無謀な戦いに挑まんとしている現実が重くのしかかる。
「……ねえ、セバスちゃん。魔装の強さって何だと思う?」

〜5 魔装、その新たなる可能性②へ続く〜
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