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紅蓮の羅刹王

マユラ

[マユラ]

キャラID
: HF944-321
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 武闘家
レベル
: 138

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マユラの冒険日誌

2026-03-11 16:30:45.0 テーマ:その他

ウェナの碧い海と蒼穹の執事

6 紅蓮の羅刹王③

 かつての呼び名を口にしたマユラの空気がゾッと冷え切ったかのように変わり、そこには純然たる死の香りが立ち込めていた。瞬間、本能的に命の危険を感じたセバスが、
「魔装展開!」
 蒼穹に輝く鋭角的なバトルスーツが展開され、その全身が増幅したオーラに満たされる。フェイスガードの紅い目が光ると同時に、強化された脚部が力強く大地を蹴って天空を舞う!
「ウェナブルー、参る!」
 過去を否定したウェナブルーが天高く舞い上がり、蒼穹の翼と化した両腕を広げる――皮肉にもそれは、蒼翼のセバスの象徴とされてきた必殺技、ウェナブルー・アルシオンそのものであった。
 キラーマシンの装甲ですら容易に斬り裂く蒼穹の神鳥が、既に蒼い流星と呼べる速度でマユラを強襲する。それは残り僅か数センチで首筋を捉え――
 次の瞬間――無様に地を這っていたセバスは、自分に何が起こったのかを全く理解できなかった。
 顔面が吹き飛んだかのような衝撃の余韻だけが彼の意識を現実に繋ぎ止める中、ザッ……と足音が耳元に響く。辛うじて首だけを起こした目線の先には、汚いモノを眺めるようにこちらを見下ろす、マユラの姿があった。
「……で、次の演目は何かしら?」
 これが戦団時代の戦いであったならば、この時点で自分はとどめを刺されて終わっている。忌まわしき過去ではあったが、セバスはアズール・プルミエのコードネームで戦っていた頃から今に至るまで、自分がこうも簡単に撃墜された経験は未だかつてなかった。
 だが、今は屈辱など感じてはいられない――揺れた脳をオーラの集中で無理やり落ち着かせ、セバスが震える膝を奮い立たせながら戦闘態勢を整える。相手は至近距離、一矢報いる絶好のチャンスとばかりにセバスの手刀が瞬時にオーラをまとい、斜め上段に斬り上げたそれは、マユラの掌中に難なく受け止められていた。それもオーラを一切まとわない、完全な素手で。
 受け止めたマユラの手に力が込められ、たちまち手刀のオーラが解除される。そのまま握り潰されるかと思った時、ふっと手を離したマユラがドン、とセバスを突き飛ばした。
「貴方が思っている以上に裏社会では有名だったのよ、蒼翼のセバスの名は」
 事態が飲み込めないセバスが視界に入っていないかのように、マユラが長い髪の毛先を弄りながら続ける。
「自分で言うのも何だけれども、私も界隈では結構知られた〈称号〉があってね……聞きたい?」
 スッと手を下ろしたマユラの姿に、セバスが息を切らせながらもファイティングポーズを取る。それを全く意に介さず、眼前の武闘家が右の握り拳を固め、それを大きく振りかぶった。
「それはね……〈紅蓮の羅刹王〉よ!」
 真っすぐ勢いよく拳が突き出されるも、これは何とかセバスに見える速度であった。すかさず右に回避しカウンターを繰り出さんとするも、その進路に今度は高速で放たれたマユラの左ボディブローが深々と脇腹にめり込んでいた。
「初撃が防がれたなら、次で後の先を取る。さっきもそうすべきだったのだわ」
 顔面に続き、腹部の魔装が砕けんばかりのダメージを負ったセバスがたまらず膝を折る。全く太刀打ちできない中、彼は意識が残されている内に、相手の行動の意味について冷静に分析を開始していた。
(アルシオンを超高速で迎撃できるマユラさんが、わさわざ後の先狙いの攻撃をする必要は全くない。あの右は先程の私を戒め、それを教えるために……!)
 息も絶え絶えに学びを得んとするセバスが再び立ち上がるまで、今度は目を離さずに待っているマユラ。残された力を振り絞って手刀や蹴りのコンビネーション、更には間合いが離れた時のウェナブルー・クラッシュで閃光の斬撃波を放つも、その全てをことごとく――寸前で、あえてカウンターすら出されずに回避されてしまう。もはやセバスは魔装を維持するのもやっとの状態であり、既に限界が近づきつつあるのは目に見えて明らかであった。
「折角だし、最後に面白いものを披露しましょうか。――さっき、興味深そうに見ていたわよね」 
 竜の頭部を模した籠手から、不意に青い闘気の波動が巻き起こる。その青い輝きは称号に紅蓮を冠するマユラにとって、酷く不釣り合いな代物に見えた。
「これは自らが選んだ使い手に〈竜闘気〉を宿してくれる代物なのだわ。ま、私が使う機会なんて滅多にないけれどもね」
(ドラゴニックオーラ……!)
 その実在を目の前に、セバスが思わず息を呑む。こちらも古の冒険譚に記されてはいたものの、実際の使い手など存在し得ない――そう考えられていた。
「あえて道具を使って、そちらと同じようなことを再現してみたのだわ。死にたくなければ、全力でガードすることね!」

〜6 紅蓮の羅刹王④へ続く〜
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