ハウジングにストーリーを載せようという企画。
テーマは「夜の神殿に眠れ」
勝手に続編という設定でハウジングを組みました。
日誌の更新は四回目となります。興味のある方(いるのか?)は前の日誌もご覧下さい。
ネタバレも含みますのでお気をつけ下さい。
尚、今回はハウジングのシーン皆無です。
では、エピソード2
「新たな希望」
開演です。
光の河
アストルティア各地で見られる大地の裂け目から溢れる光。
【ガミルゴの盾島】にある穴が「光の河を貫いて【魔界】に通じている」と語られていることなどから、この光は魔界とアストルティアを分断しているものであると考えられる。
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ラウルにもう一度会うことを目標に生きてきた。
でも、ラウルはもう居ない…
(なんのために生きていけば…)
当てもなく、世界を旅する日々。
この日も落陽の草原を歩んでいた。
(だいぶ暗くなってきたね。この近くだとガケっぷち村があったね。今日はそこで休むかね。)
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宿で食事をとった後、少し外にでる。
今宵は新月。辺境の村ということもあり、明かりはほぼ無い。
そのため、光の河の明るさが際立つ。その光に引き寄せられるように光の河に近づいていく。
(そぉいや、この光の河は魔障を抑える効果があるらしいね。)
もう魔障について考える意味はないのに長年の研究生活のせいか自然と考えこんでしまう。
考えごとをする時研究室でも歩きながら思考を巡らせていた。
しかし、今回は場所が悪かった。
「!?」
一瞬何かが足下で砕ける音がした後、体が宙に浮くような浮遊感がマリーンを襲う。
考えごとをしながら歩いていたせいで、崖っぷちの脆い部分を踏み抜いてしまったのだ。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
そのままマリーンは光の河底へと落下していった。
地響きのような振動と共に獣に似た遠吠えが聞こえマリーンの意識が戻っていく。
「ん…ん~」頭を軽く振りながら上体を起こす。
体は少し重い程度で怪我はしていない。魔神であるため落下の衝撃程度では怪我をしなかったようだ。
(どうせならそのまま…やれやれだね。)
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落ちてからどのくらい時間がたったのか。周囲は薄暗い。
目が慣れてきたのか周囲の景色がなんとなく見えるようになり、周囲を見渡すが見たこともない景色が広がっていた。
(光の河の底がこんな風になってるなんてね。それにこの魔障の濃さ…光の河が魔障を抑えてるってのは本当みたいだね。)
「ん!?!?!?」
ふと、空を見上げてありえない光景に視線が釘付けになる。
ここは河底だと思っていた。
だが、そこには空があり、月がある。
結構深いとこまで落ちたと思っていたが、実はそうでもなく、普通の空の光景が広がっている可能性もあった。
だが、その光景はあからさまにここがアストルティアではないことを意味していた。
そうそこにあったのは
碧い月
to be continued
はい。マリーン様魔界に来ちゃいましたw
魔障といえば、魔界。魔障と魔界と魔族。
魔神のマリーン様。
ハウジングを補完する目的で始めた日誌。
マリーン様を色々調べてるうちに面白いネタがあったので使うことにしました。
脱線がまだまだ続きます。申し訳ありませんがお付き合い下さいませ。
それでは、次回!
「紅き小鬼との遭遇
魔界放浪記 砂漠編 」
お楽しみに!!!