「夜の神殿に眠れ」の続編をマイタウン三軒を連ねてハウジングすることで表現しています。
その補完で始めたはずの創作ストーリー。
更新は5回目です。興味のある方は前の日誌もご覧ください。
創作とは言え、ネタバレを含みます。ご注意下さい。
尚、当分2軒目のハウジングとリンクした話には行きつかなそうですw
エピソード2 「新たな希望」
第二話 「紅き小鬼との遭遇」①
それでは開幕です。
光の河に落ち、見慣れぬ風景の広がる場所で目醒めたマリーン。
(月が碧い?…アストルティアではないね。
まさか、伝承にあるように光の河の先は魔界?)
現状を把握しようと思考を巡らせていると、不意に背後から風切り音が聞こえてきた。
反射的に身体を捩ると、地面に空ぶった剣が突き刺さる。
そこに居たのは緑のスライムに乗った小さな騎士。
「ちっ!こんな時にめんどくさいね。
雑魚が粋がるんじゃないよ!!!」
普段ならマリーンが威圧すれば、低レベルモンスターは逃げていく。
しかし、逃げる様子もなく、むしろ再度剣を構え、襲ってきた。
「なんなんだい!本当に鬱陶しいね!」
しかし、剣を受けて違和感を覚える。
(なんだい!?この攻撃の重さは?
見た目は同じでも違うモンスターなのかい?)
最初は多少面を食らったが労せずモンスターを倒す。
「ふぅ~やれやれだね。」
(あたしの知ってるモンスターより強い。
魔障の影響?やっぱりここはアストルティアではないようだね。
…あんまり長居しない方が良さそうだね。)
一息ついた後、マリーンは周囲を警戒しながら移動を開始した。
②へ続く。