「夜の神殿に眠れ」の続編をマイタウン三軒を連ねてハウジングすることで表現しています。
その補完で始めたはずの創作ストーリー。
更新は11回目です。
後編です。文字数の兼ね合いで分けました。
本日二本目です。写真は使い回し(爆)
創作とは言え、ネタバレを含みます。ご注意下さい。
しばらく笑いあった二人であったが、ユシュカの表情が真面目なものに変わり、マリーンを見つめ、
ユシュカ
「………わかってます。俺が何を為すべきなのか。
でもどうしたらいいかわからないというのも本音
です。」
マリーン
「ヒトを助けるチカラ。チカラってのはなにも武力や権力だけを指す言葉じゃない。
強い『意志』もまたチカラだ。
ユシュカ。おまえにはそれがある。
だが、それを為すためには武力や権力が必要になる。特にこの世界はね。
だから、まずはチカラを蓄えな。そして、想いを分かち合える仲間を作りな。」
ユシュカ
「仲間…」
マリーン
「一人で出来る事なんてたかが知れている。
だが、仲間がいれば大きな事も行える。」
ユシュカ「確かに今の俺じゃ砂漠の民は助けられない…チカラ…仲間…
少し路(みち)が視えたような気がします!」
マリーン(いい表情になったね。)
「そうだね。コレは餞別だ。」
懐からコンパスを取り出し、ユシュカに手渡す。
ユシュカ
「コレは?」
マリーン
「アストルティアで使っていたコンパスという道具だよ。同じ方角を常に指し示し、道に迷わないようにする道具なんだけど、おまえが『路』に迷わないようにね。」
ユシュカ
「ありがとうございます!!!」
アストルティアのことが大好きなユシュカは満面の笑みで喜んでいた。
マリーン(まぁ、魔界に来た時の衝撃で壊れてしまったんだけどね。どっちみち魔界は磁場が狂ってるから動いてたらグルグル回って使いもんにならないだろうけど。)
軽い気持ちであげたコンパスを喜ぶユシュカを見ながら苦笑を浮かべるマリーンであった。
そして、二人の『路』は一度ここで別れる。
さて、今話題のマリーン様。
この二人のやりとりは書いてて楽しいですw
さて、魔界編の前編がこれで終わりですね。
前回の後書きで再開編も書くようなこと言ってましたが、次回持ち越しです。相変わらず短くまとめられない(*´∇`*)
次回
「傷ついた紅き子鬼との再開!」
成長したユシュカと偶然再開したマリーン様。しかしユシュカは…
出来るだけ早く更新するように頑張りまーす!
いいねや感想なんかくれると作者踊って喜びますのでよろしくお願いしますw