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夢追いし旅人

オルカ

[オルカ]

キャラID
: UI477-334
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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オルカの冒険日誌

2020-11-04 23:01:57.0 テーマ:ハウジング

非公式外伝 「夜の神殿の奇跡」エピソードII

「夜の神殿に眠れ」の続編をマイタウン三軒を連ねてハウジングすることで表現しています。

その補完で始めたはずの創作ストーリー。
更新は12回目です。

創作とは言え、ネタバレを含みます。ご注意下さい。 さすがに少し疲れた。
まさかゼクレスを追放されるとは……。


『アスバルの母エルガドーラはユシュカの存在が自分に都合が悪い影響をアスバルに与えると考え、ユシュカを国から追放した。』


アスバルとは歳も近く、同じアストルティア好きということで意気投合していた。「友」になれると思っていた。

「うまくやれそうだったのにな。
 何がいけなかったんだ…」


マリーンと別れてからユシュカは仲間を集めていた。
亡国ネクロデアの王子であるナジーン。
賢女の都レジャンナの王族だった三姉妹。

皆、ユシュカの夢に希望を抱き、同じ「路(みち)」を歩んでくれるようになった。そんな彼らの周りには自然とヒトが集まりだしていた。

それが嬉しくもあり、やはり自分の「路」は間違っていないんだと思っていた。

だからこそ、アスバルともうまくやれると思っていただけに、急に拒絶され、国から追放されたことはユシュカにとって本当に堪えた。

(ねぐらへ戻ろう…
ナジーンの正論と説教が今はやけに懐かしく思う…)

ねぐらに戻る途中、レジャンナ三姉妹の長女であるジルガモットが元締めをしているバザーを通った。

先に気づいたのはジルガモットだった。

(アレはユシュカ。久しぶりに帰ってきたのね。
…でも何か様子がおかしい気がするわね。)
俯きながら歩いているユシュカに違和感を覚える。

ジルガモット「おかえりなさい。ユシュカ」

ユシュカ「………」

ジルガモット「ユシュカ?」

ユシュカ「ジルガモットか。」

ジルガモット「…何かあったの?」

ユシュカ「…いろいろとな。流石に少し疲れた。」

ジルガモット「…そう。あなたのねぐらはいつでも
       使えるようにしてあるわ。」
(何があったのか気になるけど今は聞ける雰囲気じゃないわね。)

ユシュカ「…あぁ。」

ユシュカは軽く返事をするとまた歩き出そうとした。

???「おや?ユシュカかい?懐かしいねぇ!」

最後に会ったのは50年ほど前だろうか。
忘れるはずもない。師匠の声だ。

ユシュカが振り返るよりも先にジルガモットが興奮気味に反応する。

ジルガモット「ユシュカ!!!あんたレディウルフと       知り合いなのかい!?」

ユシュカ「レディウルフ?誰のことだ?
     この人は俺の師匠のマリー…」

その瞬間後ろからユシュカはマリーンに抱きしめられる。

マリーン「本当懐かしいねぇ!!!」
そして、ユシュカにだけ聴こえるように
「…ちょっと話合わせな。」
ユシュカは小さく頷く。

ユシュカ「師匠お久しぶりです!
     お元気そうで何よりです!」

マリーン「本当久しぶりだね。
     随分デカくなったねぇ。」
以前別れた時にはまだ幼さが残っていたが今のユシュカはだいぶ大人っぽくなっていた。

ジルガモット「…ユシュカ。」
二人の会話を遠慮がちに聞いていたジルガモットが話しかけてくる。

ユシュカ「あ~悪い、悪い。ガキの頃色々お世話に
     なったんだよ。」

間髪いれずにマリーンはジルガモットに話しかける。マリーン「あんたはこの辺りを纏めてるジルガモット     だよね?ここはいいバザーだね。
     仕事がやりやすくて助かるよ。」

ジルガモット「ありがとうございます!貴女のような       方にお褒め頂けるとは光栄です。 
       これを期に…」

マリーン「…ところでユシュカとは随分仲良さそう
     だけどユシュカのコレかい?」
そう言いながら小指を立てる。

ユシュカ・ジルガモット「!?」

ジルガモット「ち、違いますよ!たしかにイイオトコ       なのは認めますけど、付き合うのは
       ちょっと…」
ユシュカ「!?」
別にジルガモットのことが好きなわけではないが何故かフラれてダメージを受けるユシュカ。

マリーン「おや?勘違いかい?残念だったね。
     ユシュカ。」

ユシュカ「…師匠俺をからかって遊んでるだけです
     よね?」

マリーン「おや?バレたかい?久しぶりに会えて
     嬉しくてついね。」と豪快に笑う。

マリーン「…それじゃジルガモット。ちょっと
     ユシュカ借りていくよ。また機会があった     ら、そん時は宜しく頼むよ。」

ジルガモット「あっ…ユシュカのこと宜しく
       お願いします。」
商人としてはまだ色々話したいことはあったが今のユシュカを任せるには最良の相手なのだと思い、二人を見送った。
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