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夢追いし旅人

オルカ

[オルカ]

キャラID
: UI477-334
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 128

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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オルカの冒険日誌

2020-12-23 00:31:15.0 2020-12-23 00:58:19.0テーマ:ハウジング

非公式外伝「夜の神殿の奇跡」エピソードII

「夜の神殿に眠れ」の続編をマイタウン三軒を連ねてハウジングすることで表現しています。

その補完で始めたはずの創作ストーリー。寄り道がこんなに長くなるとは…

更新は17回目です。

創作とは言え、ネタバレを含みます。ご注意下さい。
当ハウジングはプレイベで紹介させて頂いたのですが興味のある方はお声かけ下さい。
ご案内させていただきます ユシュカとの2度目の旅もはや10年が過ぎようとしていた。

その間ユシュカはマリーンからさまざまな生きる
術(すべ)を学んだ。

元来得意な武技はもちろん、魔力のまだ少ないユシュカでも使える呪術「宝石魔術」もその一つである。

魔術とは魔法とは違い、触媒を使い、術式を組み立てることで魔力の少ない者でも魔法と同程度の力を生み出す呪術であり、弱者のためにマリーンが編み出した新たなチカラである。
もっとも魔力の高いマリーンのような者が扱えば魔法よりも強力な力を生み出せる危険なモノでもある。

そう。魔「神」すら封印できる可能性を秘めたチカラなのだ。

また、商人としても様々な取引先とのやり取りから、交渉術や、先を見とおすチカラをマリーンに鍛えてもらった。


だが、ユシュカの求める『何か』を見つけることはまだできないでいた…



そんなある時、いつものように盗賊に襲われる。

盗賊A
「ゲヘヘへ。ここは俺たちゃ黒狼組のナワバリだ。通りたきゃ通行料払ってもらおうか?」
下卑た笑いを浮かべながら武器をチラつかせる。

盗賊B
「い、命がおぉぉしかったら、すな、素直に言うことを聞くんだな!!!」

盗賊C
「馬鹿!どもってんじゃねぇよ!」

ユシュカ
「…いくらだ?」

盗賊A
「お!話がわかるねぇ。なぁ~に安いモンだよ。
…積み荷と金品全部置いてきな!」

ユシュカ
「ふざけるな!」

盗賊C
「命に比べりゃ、安いもんだろ!
無駄な抵抗すんじゃねぇぞ!コラ!」

盗賊B
「すっすんじゃねぇぞ!?」

物陰からさらに盗賊たちが現れる。
一見すると多勢に無勢だ。
盗賊達も調子に乗る。

しかし、1分後全員がうめき声をあげて地べたに転がっていた。

盗賊A
「頼む!命だけは助けてくれ!!!」

ユシュカ
「お前達はそう言ってきたヒト達をどうしてきた?」
盗賊B
「そ、それは…」
ユシュカの冷たい目に盗賊達は怯え、自分達の末路を悟る。

マリーン
「その辺にしときな。」

ユシュカ
「な!?何を言ってるんですか!?こいつらを逃せばまた同じことを繰り返しますよ!?」

盗賊A
「いえ!改心しました!もうこんなことは二度としません!」

盗賊一同
「しません!!!」

ユシュカ
「嘘つけ!!!」

マリーン
「いいよ。今回は見逃してあげるからさっさと
おいき。…でも、次はないよ?」
盗賊達を睨めつけながら釘を刺す。

盗賊一同
「はいぃぃぃ!」
盗賊達は立てない仲間を抱えながら一目散に逃げていく。

その様子を呆れた顔で見るマリーンとは裏腹にユシュカの表情は険しかった。

ユシュカ
「…納得できません。」

マリーン
「んぁ?あいつらを生かしたことかい?」

ユシュカ
「はい。あいつらはまた同じことをします。そのせいで犠牲になり、命を落とす者も出るかもしれません。ここでその目を摘んでおくことが
最善だったはずです!」

マリーン
「それも間違っちゃいない考えだねぇ。」

ユシュカ
「なら!何故あいつらを逃したんですか!?」

マリーン
「ユシュカ…あいつらはなんで盗賊なんかしてるんだと思う?」

ユシュカ
「知りませんよ!どうせ楽して金を得るためとかくだらない理由でしょ!?」
納得のいかないユシュカは苛立ちをあらわにする。

マリーン
「…ここらに最近まで小さな集落があったんだよ。オアシスが干あがっちまってね。」
マリーンはユシュカの答えに直接応えることなく、遠くを見ながらポツリと呟く。

ユシュカ
「…そんなのこの辺りじゃよく聞く話じゃない
ですか。」

マリーン
「さっきの盗賊連中の中にはその集落の者たちも混ざっていたんだよ。」

ユシュカ
「!?」

マリーン
「盗賊家業を肯定する気はない。
だが、盗賊家業に身を堕とすしかない者たちも『悪』なのかい?」

ユシュカ
「それは…」
ユシュカは返答に困り、俯き黙ってしまう。


しばらく沈黙が続く。


マリーン
「ユシュカ。」

マリーンの呼びかけにユシュカは顔をあげる。
マリーン
「『答え』をすぐ出す必要はないよ。ただちゃんと考えな。」

ユシュカ
「はい…」

正しいとか間違っているとかではなく、この地に国を興した時、この問題は大きな課題となるだろう。責任あるモノとして、どうするべきなのか。マリーンはそうユシュカに問いを投げかけたのだった。

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