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夢追いし旅人

オルカ

[オルカ]

キャラID
: UI477-334
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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オルカの冒険日誌

2021-09-23 02:23:21.0 2021-10-12 21:04:53.0テーマ:ハウジング

「夜の神殿に眠れ」続編「王の葛藤」

夜の神殿に眠れをテーマにした6軒の家で織りなす
全6話の物語。
「二人が求めた世界」

語り部として、物語を語りながら案内するツアーを
個人、団体様向けに開催しています。


その語りのもとになっている物語。

この日誌は
・夜の神殿に眠れ
・メインストーリーver.5までの物語
上記二つのネタバレを含みます。またそれをもとにした二次創作作品です。

注意してご覧ください。

ネタバレと二次創作ですよ?
本当に注意し 此度語るは、

永き刻(とき)の中に埋もれし語られることなき、
若き王の記憶。


第三話 「王の葛藤」


夜の神殿から一人戻ってから数ヶ月が経った。


アラハギーロ王国は国民の失踪騒動の影響がまだまだ色濃く残っている状態だった。


そう。失踪した国民達は見つからなかったのだ…


そのため、国には大切な人を失った人たちが
溢れていた。



悲しみに溢れた国を覆う暗い空気は、経済を滞らせ、失業者も増えていく。

生きるために野盗にならざるを得ないモノ達も出てきていた。


治安回復、経済再生、国民への救済措置、他国との協力体制の構築等。


『王』としてのラウルは執務に追われる日々を
 送っていた。


ラウル
(リィン…
 本当は今すぐにでもキミを探しにいきたい…


だが、王としての責務を
      放棄することは『今』はできない。

この国は俺と同じなんだ。悲しみに溢れている。

だからこそ俺がどうにかしなくてはいけないんだ。)


ラウル
「リィン。キミがくれたこの『命』

キミにまた逢えた時に恥ずかしくない自分で
あるために今できることを全力でするよ!」 あの別れから5年が経っていた。

アラハギーロ王国は徐々に復興し、元の賑わいを取り戻しつつあった。



執務が終わったラウルは自分の部屋で古文書の解読を今宵も行っていた。

解読がひと段落して、ふと目の前の山積みの本に目が留まる。

ラウル
「だいぶ溜まってきたな…」


目の前には今にも崩れそうなほど、数多の書物が溢れていた。

歴史書、古文書、個人の伝記、民間伝承についての書物。そして、部下からの情報がまとめられた報告書。
最初は整理されていた書物だったが、その量は日に日に増えていき、今では足の踏み場がないほど部屋の中に溢れていた。

ラウル
「執事のウルも最近は呆れて何も
 言わなくなってきたな…

まぁ、これはひどいよな。」
自嘲気味に笑うラウル。



ラウルは執務の合間をみて、情報収集していた。

部下を使って、リィンの情報も集めていたが
目撃情報すらなかった。

また、魔神についても調査していたがその情報も全くなかった。


だからこそ、ラウルには確信に近い考えがあった。


ラウル
(リィンは魔神の中で生きているんじゃないか?)

リィンが魔神を抑えているから、魔神は暴れることなく、鳴りを潜めているのではないか。


ラウル
(なら、俺がすべきことは!)



かつて、魔神ジャイラジャイラは力を使い切った
ところを太陽の王国の者に封印された。

そう。ラウルの祖先は一度魔神ジャイラジャイラを
封印しているのだ。

ならば、あるはずなのだ。魔神を封印する術が!


故にラウルは今宵も古文書に向き合う。


ラウル
(俺は信じてる。キミがまだ『いる』ことを!

そして、必ず見つけてみせる!

リィン。キミを救い出す手がかりを!!!)


リィンを探しに行けないまま、時間だけが過ぎ、
魔神に関する有力な手がかりも得られずにいた。

時間が経つにつれ、もう会えないんじゃないかと言う不安が強くなる。

しかし、月を見上げると、どこかでリィンも月を見ているのではないかと思え、気持ちが少し落ち着く。

だからか、城のバルコニーから月を見上げるのがラウルの日課になっていた。



ラウル
「リィン。キミもこの月をどこかで見ているのかい?

だいぶ…時間がかかってしまったけど、
この国の復興に目処が立ってきたんだ。」

   






ラウル
「キミが俺の前から去る決断をしたのだとしても

   俺は必ずキミを見つけてみせる!


『世界中の宝をすべて集めにいこう。二人で一緒に』

この「約束」を果たすことが、『王』ではない、
『俺』と言う人間の生まれてきた意味なんだ!」





夜は「不安」を増長させ、心の闇を広げる。

しかし、そこに輝く月の光は心を照らし、
「希望」の明かりを灯してくれる。


これより始まるは史実へと至るラウルの物語。

それは「希望」と「不安」を抱く夜を
何度も何度も繰り返す日々。


それでもラウルは歩みを止めない。


大切な『約束』を果たすために。

              to be continued
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