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夢追いし旅人

オルカ

[オルカ]

キャラID
: UI477-334
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 128

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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オルカの冒険日誌

2021-10-07 13:15:06.0 2021-10-12 00:24:28.0テーマ:ハウジング

「夜の神殿に眠れ」続編「旅の始まり」③

夜の神殿に眠れをテーマにした6軒の家で織りなす
全6話の物語。
「二人が求めた世界」

語り部として、物語を語りながら案内するツアーを
個人、団体様向けに開催しています。


その語りのもとになっている物語。

この日誌は
・夜の神殿に眠れ
・メインストーリーver.5までの物語
上記二つのネタバレを含みます。
またそれをもとにした二次創作作品です。

注意してご覧ください。

ネタバレと二次創作ですよ?
本当に注意してくださいね?
第五話 「旅の始まり」③


時は少し遡る(さかのぼる)


???
「ん~~~よく寝た!」
小さな泉の側で寝ていた少女が目を覚ます。

???
「やっと起きたキュ」

???
「!!!なんか変なのがいる!!!」
目が覚めると目の前には変な帽子とマントを羽織った青くて、丸々と肥えた生き物がいた。

???
「第一声が『変なのがいる』はなかなか失礼なお嬢さんキュルね。」

???
「ごめんなさい!
びっくりして、本音が出ちゃったの!」

???
「本音…本当に失礼キュルね。
いや、むしろ清々しい位素直なのキュル?」

???
「ははは。ごめんなさい♪」
満面の笑みで謝罪する。

???
「はぁ~もういいキュル。
僕はデキュル。
君は?」

???
「あたしは………マ…リィン。あれ?」
自己紹介しようとしたのだが名前を言うのにも時間を要す。


デキュル
「どうしたキュル?」

マリィン
「思い出せないの…名前以外何も…」
さっきまでの笑顔が消え失せる。

デキュル
「マリィン。君は無理矢理『時渡り』したんじゃないキュル?」

マリィン
「『時渡り』?」

デキュル
「うん。ここは『時』の狭間。
未来にも、過去にも現在にも繋がっている。
たまに人が迷い込むけど、その『ほとんど』が時渡りの術中に起きるキュル。
不完全だったり、失敗したり…

そして、君は記憶を失ってここに現れた。

力のない者が無理矢理『時渡り』すると副作用が起きるキュル。
だから君も…」

マリィン
「…わからないわ。
でも何か大切な用事があったはず…」

デキュル
「そうキュル…でも、一度迷い込むと『道標』がない限りここから出るのは難しいキュル。」

マリィン
「『道標』?」

デキュル
「道標とは他者との繋がり。
それが『外』につながる道標になるキュル」

マリィン
「え?他者?
何も…誰のことも思い出せ…?」
そこまで口にして胸の奥にチクッとした痛みが走る。

デキュル
「まぁ、幸いここは『時』が止まっているキュル。
気長に過ごすといいキュル。
ただ、あの扉はこっちから開かないキュル。」

マリィン
「…あの扉の先には何があるの?」

デキュル
「開かないから知らないキュル。」

マリィン
「あっそれもそうだよね。
………ねぇ。デキュルって何者なの?
ここのことよく知ってるみたいだけど。」

デキュル
「よくわからないキュル。
多分僕も『誰か』だったんだと思うキュル。気づいたらここにいて、記憶自体も曖昧なんだキュル。
ただ『時』に関連する知識はいっぱいあって…
だから、僕は『時の妖精』だったんだと
思うキュル!」

マリィン
「妖精?
あっはははははっ」
さっきまでの暗い気持ちが一気に消え失せ、
お腹を抱え、笑うマリィン。

デキュル
「むっ!本当に失礼キュルね。
こんなプリチーなボディを持ってるなんて妖精以外にいないと思うキュル。」

マリィン
「プリチー!?
あっははははは」
しばらくマリィンの笑いが止まることはなかった。

マリィン
「はぁ。はぁ。はぁ。
笑い疲れた。
でもおかげで気持ちが軽くなったわ。
ありがとデキュル♪」

デキュル
「僕は心に傷が出来たキュル」

マリィン
「ははは。ごめんってデキュル!」
また笑い出すマリィン。

デキュル
「もういいキュル。」
(不思議な子キュル。普通ここまで笑われたら不快になるキュル。けど何故か一緒に居たくなる…不思議な魅力のある子キュルね。)
あまりに楽しそうに笑うマリィンにデキュルもつられて笑顔になる。

しばらく止めどない話をする二人。

デキュル
「久しぶりに話をして、疲れたからちょっと
寝るキュル。」
そういうとデキュルはその場に座りこんで寝てしまった。



一人になったマリィンはさっきのデキュルの話を思い出していた。

マリィン
(『道標』か…そういえばさっきの胸の痛みはなんだったんだろう…

あたしが忘れてしまった『誰か』… その瞬間
頭の中に一人の男性が浮かぶ。

ボヤけてしまっていてほとんどわからない。

ただ優しく微笑みかけてくれていたことだけは
わかった。

マリィン
「貴方は誰?」

運命の再会前夜の物語である。
                 
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