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夢追いし旅人

オルカ

[オルカ]

キャラID
: UI477-334
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 128

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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オルカの冒険日誌

2021-10-11 19:54:48.0 2021-10-12 00:22:39.0テーマ:ハウジング

「夜の神殿に眠れ」続編 「旅の始まり」⑤

夜の神殿に眠れをテーマにした6軒の家で織りなす
全6話の物語。
「二人が求めた世界」

語り部として、物語を語りながら案内するツアーを
個人、団体様向けに開催しています。


その語りのもとになっている物語。

この日誌は
・夜の神殿に眠れ
・メインストーリーver.5までの物語
上記二つのネタバレを含みます。
またそれをもとにした二次創作作品です。

注意してご覧ください。

ネタバレと二次創作ですよ?
本当に注意してくださいね?
第五話
「旅の始まり」⑤



デキュル
「呼ばれた?…そうキュルか。

ラウルはマリィンの
『道標』なんだと思うキュル。」

ラウル
「道標?」

デキュル
「そう、道標。

 ココは世界に無数存在する場所。
 それこそ無限にあるキュル。

 だからこそ、関係ない者が集うことはないキュル。
 集うには理由が…
 つまり『縁』があるということキュル。」

ラウル・マリィン
「縁…」
同じように呟き、視線を合わせる二人。
しかし、マリィンはすぐに視線を外してしまう。

ラウル
(やっと再会できたのに…こんなに近くにいるのに…

記憶がないなんて…


ん?そういえばさっき…)
ラウルはふとさっきのデキュルの言葉を思い出した。
ラウル
「さっきデキュルは『時』に関する知識があると
 言っていたが
『時渡り』の副作用の治し方はないのか?」


デキュル
「…わからないキュル」


ラウル
「わからない!?」


デキュル
「記憶喪失は『時渡り』の副作用の一つ。
それ自体は『時』とは関係ないキュル。

だからわからないキュル。」


ラウル
「くそっ!」
壁に拳を叩きつけるラウル。

マリィン
「…ごめんなさい。」
その様子を見ていたマリィンが言葉をかける。


ラウル
「いや!リィン。君が謝る必要なんてない!
 君が悪いわけじゃないのだから!

それに…またこうして逢えた。
俺は、それだけで本当に…本当に嬉しいんだ。」

沈んだ面持ちでいるマリィンに
ラウルは優しく微笑みかける。


マリィン
「ラウルさん…」
ラウルの微笑みにぎこちない笑顔で返すマリィン。


ラウル
(ラウル『さん』…か。地味に堪えるな…)

「…さん付けはいらないよ。『ラウル』でいい。」
ラウルは一瞬苦笑を浮かべたがすぐに笑顔で返した。

マリィン
(あっ!またあの顔…
とても寂しそうな…また傷つけてしまったのかな…)
「…わかりました。」


ラウル
「敬語もいらないよ。
 なんかリィンに敬語使われるとむず痒いんだ。

…でも、君がその方が楽ならそのままでも
構わないけどね。」


マリィン
「努力しま…する」
修正しようとして変な言葉遣いになってしまう。


ラウル
「ははは。本当に君は素直だな。」
さっきよりも自然な笑顔がこぼれる。


マリィン
「むっ!人がせっかく頑張っているのに!」
拗ねたような表情になるマリィン


ラウル
「はははっ。すまない。悪気はないんだ。」

マリィンのクルクル変わる表情はあの頃のまま。


それがラウルには無性に嬉しかった。

そして…




マリィンは少し呆れた様子で
「もう。『しかたのない人ね』!」


ラウル
「!?」
それは二人でいた時によくラウルが
リィンに言われていた言葉。


ラウル
「あはははははっ」
その言葉を聴いた瞬間、ラウルは満面の笑みに
なった。

そして…その瞳には涙が滲む。


マリィン
「ふふっ」
マリィンも自然と笑みがこぼれる。
(なんかさっきよりも本気で笑ってくれてる
気がするな…よかった。

よかった???なん…だろ?
でも彼の笑顔を見ていると安心する…)




ラウル
(記憶がなくてもリィンはリィンだ。

大丈夫…あぁ、大丈夫だ。

記憶なんかなくたっていい。


また、

    『ここから始めよう。』)


               to be continued

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