目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

夢追いし旅人

オルカ

[オルカ]

キャラID
: UI477-334
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 128

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

オルカの冒険日誌

2021-10-22 00:18:41.0 2021-12-14 21:23:45.0テーマ:イベント

「夜の神殿に眠れ」続編「Day Blake 」#2

夜の神殿に眠れをテーマにした6軒の家で織りなす
全6話の物語。
「二人が求めた世界」

語り部として、物語を語りながら案内するツアーを
個人、団体様向けに開催しています。

その語りのもとになっている物語。

この日誌は
・夜の神殿に眠れ
・メインストーリーver.5までの物語
上記二つのネタバレを含みます。
またそれをもとにした二次創作作品です。

注意してご覧ください。

ネタバレと二次創作ですよ?
本当に注意してくださいね?
第六話「Day Break」#2


ラウル
「リィン。君は一人でも遺跡を探索できていたんだ。
もちろんモンスターとも一人で戦えていた。
その腰にある短剣を使った近接戦闘が主だったね。
それと攻撃呪文は使ってなかったけど回復呪文は
得意としていた。

…イイ癒しの術だったよ。」

優しく、そしてどこか悲しそうに話すラウル。


マリィン
「この短剣で?それに癒しの術?」

マリィンは目を閉じ、意識を集中する。
「ホイミ!」
青白い光がマリィンを包み込む。

「でき…た。出来たわ!ラウルさん!
これであたしもラウルさんを助けられる!」

目を輝かせてラウルの方を見るマリィン。

それに対し、少し悲しそうに微笑むラウル。


ラウル
(やはりこうなってしまったか…
 止めても無駄なんだろうな…)

マリィン
「止めても無駄ですからね?
ただ見てるだけなんてあたしにはできない!」

彼女の瞳には強い意志が宿っていた。


ラウル
「はぁ~わかってはいたが…
無理だけはしないでくれよ。リィン。」

苦笑を浮かべながらマリィンに釘を刺す。

マリィン
「もちろん♪」
満面の笑みで応えるマリィン。

ラウル
(覚悟を決めろラウル。

守るんだ。今度こそ。必ず!)

ラウル
「そうとなれば、今日はここで野営して、
今のうちにどこまでできるのか確認しておこうか。

以前は『ベホイミ』まで使えていたんだが、
どうだい?」

マリィン
「ベホイミね!」
さっきよりも意識を集中する。
「ベホイミ!」
ホイミよりも強い光がマリィンを包み込む。
「できた!」

ラウル
(発動が遅すぎるな…これが戦闘中だと…)
「じゃぁ、ベホマラーはどうだろう?」

マリィン
「ベホマラーね。なんか出来る気がする!」
そういうとまた意識を集中する。
「ベホマラー!!!
 ………あれ?」
術が発動しそうな気配はあった。

しかし、実際にはベホマラーは発動しなかった。
「よし!今度はもっと集中して!
ベホマラー!!!!!」
やはりベホマラーは発動しなかった。

「なんで?使える気がするのに…」

確かに賢者マリーンはベホマラーを使っていた。
その時の感覚があるせいなのかマリィンも使えるような気がしたのだ。

ラウル
「…OK。ベホイミは使えることがわかったから今度は詠唱速度上げる練習をしようか。」

マリィン
「ラウルさん!待って!
 ベホマラーも使えると思うの!
 もう少しだけ、もう少しだけ試させて!」
必死にラウルに訴えかけるマリィン。
だがあまりの必死さに違和感を覚えるラウル。

ラウル
「落ち着いてリィン。どうしたんだ?」
優しくマリィンの手を握る。

マリィン
「ごめんなさい…自分でもよくわからないの。
でも、もっと出来ることがある気がして…
うっ!」

その瞬間、頭の中にマリーンだった頃の場面が瞬間的に連続して映し出される。

魔法を発動させたことにより、賢者マリーンとしてのチカラの片鱗に触れたマリィン。
その結果、記憶の混乱が生じてしまった。


マリィン
(これは何?あれは誰?なんであたしはこの人の中から見ているの?…え?これはあたし???)


記憶喪失


元々の性格もあってあまり気にしていなかった。
そんなに困ることもなかったということもある。

しかし、ラウルと出会い、記憶の断片に触れる中で、『自分』というものが曖昧になっていった。
そして、それが今回のことで自分の中にあった不安が一気に溢れ出してしまった。

ラウル
「大丈夫だよ。」
そういうとラウルはマリィンを引き寄せ、優しく抱きしめる。

マリィン
「あっ。………うわぁぁぁぁん。」
一瞬戸惑うもマリィンもラウルの背中に手を回して強く強くラウルを抱きしめた。




どのくらい泣いていただろうか。

ラウル
「少し落ち着いた?」
少し体を離してマリィンの顔を見る。

マリィン
「えぇ。ごめんなさい…」
手で涙を拭いながら返事をするマリィン。

ラウル
「大丈夫。大丈夫だよ。
 君は一人じゃない。俺がいる。」

もう一度優しく抱きしめる。


                              to be continued

いいね! 22 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる