※この話はフィクションです
アストルティアには、よくある悲しい話がある。
それは…
魚男に彼女を盗られるプクリポの話だ。
長身でイケメン、余裕のある態度。
少し甘いセリフを言えばすぐに距離が縮まる
そんな魚男に比べてプクは小さくて丸い
何しても「可愛い」と言われ
恋愛対象にならないのがプクリポだ

魚男「……プクリポくん、みってるー?」
僕「めちゃくちゃ見てるぷく」
魚男「強がんなって、昨日までその子、君の彼女だったんだろ?」
彼女「魚男さん、ほんと面白い~」
魚男「でしょ?イケメンって罪だよね?」
僕「大丈夫ぷく……」
魚男「君も強がりだねぇ」
僕「その子、甘いもの好きぷく。疲れた時は買ってあげると喜ぶぷく」
魚男「……」
僕「あと、頑張り屋だから、たまには休ませてあげてほしいぷく」
彼女「……」
魚男「なんでそんなこと俺に教えるんだよ」
僕「好きだったからぷく。幸せならそれでおけぷく」
(沈黙)

彼女「……ねぇ魚男さん」
魚男「ん?」
彼女「私やっぱり――」
(ぺぺりぽの隣に行く)
彼女「こっちがいい」
魚男「え?」
彼女「だってさ」
彼女「私のこと一番ちゃんと見てたの、この人だもん」
魚男「……」
僕「ぷく?」
彼女「バカ」

魚男「……」
魚男(小さく笑う)
魚男「プクリポくん」
僕「なにぷく?」
魚男「本当の意味で彼女を見てるのは、プクくんだっんだね」
そして魚男は空を見上げて言った。
「まいったな」
「最後に勝つのは、やっぱ優しさか。」
背を向ける魚男
彼女「迎えに来てくれてありがと」
僕「……ぷくは何もしてないぷく」
彼女「ううん」
彼女「ずっと見ててくれたじゃん」

その時、プクリポは思った。
この世界も、少しだけ悪くないぷく。
失礼だな、純愛ぷくよ
もう少し続く