『はい、こうして悪の怪人キュウジツシュキーンは我らが黄金の戦士の活躍により倒されたのです!』
わーわー…
パチパチパチ…
「では良い子のみんな!来週クアトロで会おう!」
ばいばーい!
…
「おつかれーす、くーちゃん今日も良かったよ」
「いやぁ座長さん、もう5年もこのノリとアクションはきついですよ」
「えっそうなん?残業怪人ブラックキギョーのときに痛めた怪我のせいか?」
「いや…それは関係ないですけどやっぱり色々と体の調子がついていかなくて」
「そ、そうなのか…残念だなぁ。でも君の…黄金の戦士役の代わりなんているかなぁ?」
「せっかくなんで俺がなんとか代わりになれる人を探して指導してみますよ」
という事でさっそくコンシェルジュのミルフィーユにスタッフ募集もかけてもらったしコレでいいんだ。コレで…
とぼとぼ…
「あら…黄金の戦士役の人変わるんですって。あんたこれ好きだったのにね」
!?
「え?ヤダヤダ!黄金の戦士はあの人がいーい!」
「そんな事言ってもしょうがないでしょう?」
「ヤダヤダヤダ!僕あの人がいい!」
「もぉ〜どうせ中の人の違いなんてわからないでしょ!」
「ずっと見てたもん!わかるもん!!」
「(ガキはまったく…好き勝手言いやがる)」
「……」
「え?あの仕事辞めるのを辞めたんですかぁ?」
「まぎらわしい言い方はよしてくれ、ミルフィ…」
「でもせっかく募集までしたのに気まぐれ起こすの早すぎませんか?」
「ソレに関しちゃすまんと思ってる。だがもう決めたんだ」
「まぁクー様がそうおっしゃるなら…募集に来た人達には私から謝罪の連絡をしますね」
「はは…どうせ誰も来やしないからな。やれるとこまでやってやるさ」
「はいはい、表の看板かたしに行きますね」
とてとて…
「ガキに絆されるなんて俺もやきがまわったか…」ぼそ
「え〜、という事で今回の採用は大変申し訳ありませんが取りやめとさせていただきます」
えー! そんなぁ
せっかく来たのに… 次の募集はいつですか!? ショック…
コッピッポ。 是非先代黄金の戦士の手解きを!
補填はないんですか!? ふざけるな!
「シャラーップ⭐︎」
この日誌を見てるみんなが…黄金の戦士なんだ!
お前らのフレ申請待ってるぜ!?