「異界アスタルジアの謎を解明すべく調査をお願いします、クーネスさん」
「あ、はい。危険なとこと聞けば喜んでいきますよ」
「準備は万端にお願いしますよ」
「そいや手ぶらだったな…」
「中はこんな風になってるのか…ってなんで姉ちゃんがいんだよ?」
「私の錬金術師としての力をアンタに貸せって頼まれたのよ」
「この変なドア?も姉ちゃんが作ったんか?」
「それは軌跡の門といって私が ある人 と協力して作ったのよ」
「扉の柄からして フォステイル の奴か?銀の丘だかで似たようなもん見たしな。またしたり顔で出てくると思うとイライラするぜ」
「まぁどうだっていいじゃない。これは顕現させたい人を強く思い浮かべれば遠い世界や消えてしまった人とも会える優れものよ」
「勝手に呼び出して怒られねぇかな?」
「厳密には本人ではないしここでの記憶も残らないのよ」
「妄想で友達ごっこかよ…」
「文句言ってないでアンタ1人じゃキツいんだからさっさと思い浮かべなさい」
(うーん…エステラから行くか…)
ぼやぁ……
(こんなもんだったかな…?まぁいっか、後はアタッカーにヒューザを…本当はザンクローネが良かったけどなんかダメらしいし…)
ぼややぁ…
(うーん?まぁこんなもんだったか…)
「ちょっとアンタ!やる気あるの?さっきから全然顕現できそうもないわよ」
「うるせぇなぁ…こちとら顕現初心者なんだよ、顕現って意味もぶっちゃけそこまで知らねえしな」
「いい?アンタが今1番必要としてるモノを強く思い浮かべるの。後は門が勝手にどうにかするわ」
(んんん……うーん……)
(……❤️!!)
「もぉ〜!アンタほんと何考えてるのよ!!」
もうボスとかいいからずっとキャンプしてればええんちゃう?