突如として現れたりゅうおうにアストルティアの戦士たちは立ち向かっていた
ドドドドドド…
パパパパパパ…(銃声)
「ブレス多いぞ!霧足りてないぞ!!」
「衛生兵、何をしている!?これじゃ雨が行き渡らないぞ!!」
「アヌビス確認!次のライガーに備え戦線を後ろからサポートする!」
ざっざっざっ!
「今現在で2分黄色…この作戦が決まれば5分切りも現実的になる」
ドゴォン!!
「レンジャー部隊に伝令!武闘家及び魔法戦士部隊がたたきつぶしの被害に遭った模様!至急救援に向かわれたし!」
「なっ…馬鹿な!此処で模様を荒らされてはもはや立て直しにかかる時間で…」
「繰り返す、前衛部隊を救援し戦線を離脱せよ」
「くそっくそッ!いい加減倒れろってんだトカゲ野郎!!」
「おい!レンジャー、そこは地雷原だ!」
「…!!いつのまに地竜の轟き・三式に……ぐわぁぁぁ」
「レンジャー!!」
……
…
「うっ……」
「気がつきましたか」
「こ、こんなとこで休んでいられるか…りゅうおうを…倒すんだ」
「クーネス様…戦争は…いえ、りゅうおうはもう終わったんです」
「まだだ…まだ終わっていない…まだ何も終わっちゃいないんだ!俺にとって戦争は…続いたままなんだ!」
「………」
「口では脳筋をいつも気取っているけどいつも結果が出る俺の仕事は中衛などのサポート職だった!!」
「レンジャーも立派なお役目ですよ」
「……」 むくっ
「俺は武闘家やバトルマスターで結果を出したいんだ!だのに俺がそれをするとサポート面が俺以外になる…」
「…当たり前ですね」
「ほんとはもっと 圧倒的に チヤホヤされたかった…」
「多少チヤホヤされてる自覚はあるんですね…でもまだウィリーデがいるじゃないですか」
「ウィリーデのパラディンが上手くなれば女キャラにきゃーきゃー言われる…勝利という感動を届け魔法女子達が自分は強くなったんだと思えるようなバトルメイクを心がけた」
「……」
「人の心を感動させるものはいつだって人の心だと信じて奴の猛攻に耐えてきた…だが!」
「…」
「俺が上手くなるにつれて後ろの連中はあくびしながら魔法を撃つだけだった!!」
「クーネス様はいつもじゃないですか…」
「正直2のウィリーデででも目線がきたら行動が来る手前のタイミングで斜め後ろに下がればビームも絶刀も当たらないから雷なしでやった猿ほどきつくもない…」
「……」
「りゅうおうも終わり、ウィリーデもこんな感じでどうすんだ!?」」
「今は時期が悪かったんですよ…」
「悪かった!?俺の時代はいつ来るんだ!?青春時代をつまらなく過ごした捻くれた人間が書くようなくだらない日誌しか今だって書けないじゃないか!」ダンッ!!
「日誌書きとしてこんなところで終わって良いのですか?」
「俺は色んな冗談やら日々の記録やらを日誌にしていた…だがそんなものから俺をわかった気になって偏見や見世物小屋のような扱いを受ける!あいつらなんなんだ!何も知らないくせに!!」
「日誌にしてもレンジャーにしても貴方が力を発揮するのはいつだって他人を想っての事…クーネス様の優しさはこのエステラが知っております」
「所詮俺は日誌芸人としても落ちこぼれさ!」
「知らない職業ですね…」
「たまに夢を見るんだ…まとまりがつかなくなって長ったらしくなった日誌を書く夢を」
「……」
「そしてつまらないと言われるならまだいいけどなんだかよくわからなかったって言われるんだ」
「…」
「そりゃそうだよ俺だって何の愚痴だかよくわかんなくなっちゃったもん!!」
「りゅうおう…でしたっけ?」
「今度はゾーマが良いな…色変えてデスピサロでも緑にしたシドーでもいいから早くおもちゃをくれ」
ズボンの染色に60万かかってる