「んしょ…んしょ…また じょうぶなえだ か…」
彼、クーネスはある時は地獄の調理職人…またある時は死の武器鍛冶職人
しかし前者は儲からず、後者は会心運や数値を計算しそれを長時間維持するという作業が決定的に苦手であった
かくして前回の日誌にある通り金欠の彼は、ついにキラキラマラソンにまで手を出し、果ては青宝箱すら1日の獲得限界数までとるという苦行を課していた
「私の出番ね!こうしちゃいられないわ!」
そんな長男の苦労を目の当たりにし、次女のさいほう職人が飛び出した!
しかし日頃、酒と男遊びに溺れていた身にはさいほうの世界は甘くはなかった
まともに装備をほとんど作ったことがないレベル80の裁縫職人という稀有な存在であった彼女だが、兄と同様そもそも数字の演算が得意ではなかった為早々にやる気をなくしてしまった
「俺の出番か!待ってたぜ!」
そんなだらしない兄妹達を見てホストクラブから次男の道具職人(勿論レベル80)が立ち上がった
まず彼は各々で使う光道具を作り兄は調理の仕事に、次女は裁縫の仕事を行えるように支援をした
波に乗った彼は星3道具をバザーに数多く流通し、兄妹達の資金源となった
かくして数値の計算に苦しみ、合間合間に行うキラキラマラソンが癒しの時間と思えるほどの苦労を味わった
そして…みんなで協力して4000万ほどのゴールドを得る事ができた
ここで クーネス の脳裏に神託がもたらされた!
黄金の戦士…ならぬ ゴールドウォリアーから…
お前の苦労をずっと見てたぞ…本当によく頑張ったな
ついに我慢が報われ莫大な富を得る
ここで 勝負 にでなければ今までの苦労は水の泡だ
値段ばかり気にしてほしい装備を我慢し 輝晶核やドレスアップを控え節約ばかりの日々…
そんなアストルティアから抜け出す時が来た
富を望んでいるならやる事がある
やり方は簡単だ、誰にでもできる
バザーでアクエリアスガード未錬金星3(350万)を買えるだけ買い、長女であるツボ錬金職人でブレスガード錬金(+4)を3つ付けるのだ
これで幸福の清算がはじまる…
…今だ 超大成功アップを2回タップしろ!
「さあ クーネス!稼いだお金を全部お姉ちゃんにちょうだ…ヴェ''!?」
長女のパ****みたいなツボ錬金で台無し