「くそ…やられる…」
迫り来るデルメゼに絶望し俺はそっとまなこを閉じた
テーレーレ、レーレーレーーレーーーー♩
「本日、1000万ゴールドを掴むチャンスを得た幸運な冒険者はこちらのクーネスさんです!」
パチパチパチパチ……
「なんだこれ!?」
「運命の最終問題…この問題に正解すれば1000万ゴールドは貴方のものです」
「あっ、なんか知ってるかも…これ み◯さんのやつだろ?」
「貴方の運命が変わるかもしれない、クイズ・デルオネア…スタートです!」
「やっぱみ◯さんのやつじゃん…」
「 次のうち、貴方にしかける攻撃はどれ? 」
「ちょっww」
「A.ターコイズブラスト B.コバルトブルータランチュラ C.ファイナルレイ D.魔蝕 」
「うーーん、ターコイズさっきしたばっかのような気もすんだよなぁ…」
「制限時間はあと8秒です」
「短いな!テレフォンとか使わせろよ」
「3.2.1...」
「ああもう!D!Dの魔蝕だ!」
「ちなみに、なぜそう思いますか?」
「Aのターコイズはさっきだした思うし、Bのコバルトウェ…なんか違うし…範囲内にいるからDの魔蝕じゃねぇかなぁ…」
「Dの魔蝕…ファイナルレイ(確認)」
「ファイナルアンs…ファイナルレイ!(ややこしいな)」
テレテレテレ〜♩
ドドドドドドドド……
「……(デルさんの無言の圧)」
「……(デルさんの圧で変顔になっちゃうクーネスさん)」
ドドドドドドドドドドドド……
「残…念…!!」バシュッ!!!!
C.ファイナルレイ
「げぼあっ!!」
カシャ
ーSTUDY!ーーーー
ファイナルレイはわりといつも出してくる
ーーーーーーーーーー
一瞬の逡巡ののち踵を返して今日も死ぬ